鶏卵の飼料用米配合20%以上に パルシステム2013年4月8日
生協のパルシステム連合会では、「産直こめたまご」に使用する飼料用米の配合比率を従来の10%以上から20%以上にすることにした。
パルシステムでは、食料自給率の向上や地域資源の循環などを目的に、遊休農地で飼料米を栽培し畜産飼料に配合する「耕畜連携」を進め、平成20年にトウモロコシを全量、米に代替えした数量限定の「トキワの玄米玉子」を発売。養豚でも同年に一定の割合で飼料に米を配合した「日本のこめ豚」を発売した。
22年には、飼料への米の配合比率を「10%以上」とした「産直こめたまご」を発売したが、最近のトウモロコシ相場の高騰など、飼料環境の変化や流通、飼育の工夫を進めることで、価格を据え置きながら配合比率を上げることが可能となったので、このほど「20%以上」へと配合比率を向上させることにした。
「産直こめたまご」は23年度実績で680万個の注文があり、4646トンの飼料用米を使用しているので、使用率が倍増することで、たまごの給餌分だけで年間合計約1700ha、東京ドーム364個分の遊休農地が田んぼとして活用されることになるとパルシステムではみている。
(関連記事)
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