原料乳価値上げで増収減益 雪印メグミルク2013年5月21日
雪印メグミルクは5月9日、平成25年3月期決算を発表した。売上高は前年を上回ったが、原料乳価の値上げなどの影響で営業利益は減益となった。
売上高は前年に比べて135億7400万円(2.7%)増の5229億8700万円だが、営業利益は、販売量や販売単価が挙がったものの、乳価の値上げや販売量増にともなう宣伝販促費の増加などを受けて同7億4900万円(4.8%)減の150億900万円だった。経常利益は14億9200万円(8.3%)減の163億8400万円、当期純利益は2億9900万円(3.2%)増の96億円、1株あたりの当期純利益は4.41円増えて141.49銭だった。
事業別では、乳製品、飲料・デザート、飼料・種苗、その他とすべての事業で売上高は前年比増を達成した。
とくに売上高が伸びたのは乳製品事業で、チーズ「こんがり焼けるとろとろスライス」「雪印北海道100 さけるチーズ」の販売増などをうけ、前年比4.8%増の1889億円だった。営業利益は同4.6%減の124億円。飼料・種苗事業は、飼料の販売数量は減ったものの、販売単価が上がったため、売上高はほぼ前年並みの464億円だったが、営業利益は同13%増の8億円と大きく伸長した。
次期の業績は、各事業とも売上高が2?3%増えるとの予測から、売上高が同3.3%増の5400億円、営業利益は同13.3%増の170億円、経常利益は同0.7%増の165億円、当期純利益は同1%減の95億円と予測した。
(関連記事)
・香りが味の強度に与える影響 雪メグが研究(2013.04.15)
・大樹工場内に「さけるチーズ」製造新棟を竣工(2013.04.05)
・微生物試験で国際規格を取得 雪メグ(2013.03.13)
・スキージャンプ2大会に協賛 雪印メグミルク(2013.01.10)
・雪メグが全日本ジャンプ大会に協賛 入賞者増やす (2012.12.17)
・飲料、ヨーグルト、チーズが好調 雪印メグミルクが第2四半期決算 (2012.11.14)
重要な記事
最新の記事
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(2)今後を見据えた農協の取り組み 営農黒字化シフトへ2025年1月23日
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(3)水田に土砂、生活困惑2025年1月23日
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(4)自給運動は農協運動2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(1)2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(2)2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(3)2025年1月23日
-
元気な地域をみんなの力で 第70回JA全国女性大会2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(1)新しい仲間との出会い 次世代へつなげるバトン 青森県 JA八戸女性部 坂本順子さん2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(2)この地域を、次世代に繋ぐ、私たち 山梨県 JA南アルプス市女性部 保坂美紀子さん2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(3)私たちの力で地域をささえ愛 愛知県 JA愛知東女性部 小山彩さん2025年1月23日
-
旧正月【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第325回2025年1月23日
-
地元産米を毎月お届け 「お米サポート」スタート JAいずみの2025年1月23日
-
定着するか賃金引上げ 2025春闘スタート 鍵は価格転嫁2025年1月23日
-
鳥インフル 米アイオワ州など5州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月23日
-
鳥インフル 英シュロップシャー州、クルイド州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月23日
-
スーパー売り上げ、過去最高 野菜・米の価格影響 「米不足再来」への懸念も2025年1月23日
-
福島県産「あんぽ柿」都内レストランでオリジナルメニュー 24日から提供 JA全農福島2025年1月23日
-
主要病虫害に強い緑茶用新品種「かなえまる」標準作業手順書を公開 農研機構2025年1月23日
-
次世代シーケンサー用いた外来DNA検出法解析ツール「GenEditScan」公開 農研機構2025年1月23日
-
りんご栽培と農業の未来を考える「2025いいづなリンゴフォーラム」開催 長野県飯綱町2025年1月23日