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生乳生産量上期見通しを下方修正 Jミルク2013年5月24日

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 Jミルクは5月22日25年度上期(4月?9月)の生乳・牛乳乳製品の需給見通しを発表した。

【生乳生産量】

 上期の生産量は382万6000tで前年比99.6%。このうち北海道は201万2000tで同101.3%と前年度を上回って推移するが、都府県は181万4000tと同97.8%の見込み。ただ、3月の生産実績をふまえ1月公表の需給見通しより北海道、都府県とも下方修正した。

【牛乳等生産量】

 牛乳類(牛乳、加工乳、成分調整牛乳、乳飲料)の生産量は251万8000klで同99.2%の見込み。このうち「牛乳」は154万5000kl(同99.2%)、「乳飲料」は72万1000kl(同100.5%)と堅調に推移するとしている。また、ヨーグルトなど「発酵乳」は54万6000klで同106.5%と前年度を上回る見込みだ。

【用途別処理量の動向】

 生乳生産量のうち自家消費量は2万9000tで生乳供給量は379万7000tと同99.6%の見込み。このうち「牛乳向け」は204万3000tで同98.6%、「乳製品向け」は175万4000tで同100.9%の見込み。

【都府県の生乳需給】

 都府県の生乳供給量見込み180万tは同97.8%。牛乳等向け処理量は176万t、その他乳製品向け(生クリーム、チーズ)は8万9000tの見込みで供給量に対して4万9000tの不足となる。そのため北海道からの移入量を18万8000tと同101.4%と前年度をやや上回る見込み。また、特定乳製品(脱脂粉乳、バター)向けの処理量は13万9000と同97.4%の見込みでとくに夏季にかけて前年度を下回って推移する。

【特定乳製品の需給動向】

 脱脂粉乳は生産量6万4700tで同99.6%の見込み。輸入売り渡し分(カレントアクセス5000tがあるため、上期末在庫量は4万5000t(3.9か月分)で同113.2%と前年度を上回る在庫水準の見込みだ。
 バターは生産量3万4400tの見込み。24年度に9400tの輸入が実施されたことから、上期末在庫量は2万2100t(3.5か月分)と同99.3%の見込み。
 Jミルクでは当面の課題として[1]牛乳乳製品需要の拡大への取り組み[2]夏季の需要期に向けた生乳生産量確保のための取り組み(暑熱対策や飼養管理対策の徹底など)[3]的確な需給調整対応の実施(とくに夏季の飲用需要期における広域生乳の需給調整)、をあげている。


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