食鳥流通量、前年比5%増 農水省2013年6月4日
農水省は5月31日、平成24年の食鳥流通統計を発表した。肉用若鶏の処理羽数・処理重量は、前年に比べ、それぞれ5.3%、5.9%増だった。
食鳥流通統計調査は、農水省が、食鳥処理場における処理量を把握するとともに、都道府県別の出荷量や処理量を明らかにし、生産出荷調整の各種施設の推進に必要な資料を整備することを目的に実施している。
調査対象は、全国の食鳥処理場のうち、肉用若鶏、廃鶏、その他の肉用鶏の処理を行ったすべての食鳥処理場。今回は520処理場が対象となった。
24年1月から12月までの1年間の調査の結果、肉用若鶏の処理羽数は6億4963万羽、処理重量は188万9158tで、ともに前年に比べて5%ほど増えた。
肉用若鶏の県別出荷羽数は、1位が鹿児島で全体の20%、次いで宮崎18.9%、岩手16.7%となり、この3県で全体の6割を占める。
その他の肉用鶏は処理羽数823万羽、処理重量2万6021tで、ともに前年比増。県別では1位が徳島24.3%、継いで兵庫10.8%、愛知7.9%、福島7.2%となっている。
(グラフ)肉用若鶏の処理羽数及び処理重量の推移
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