飼養頭羽数減り、飼養規模は拡大 畜産統計2013年7月3日
農水省は7月2日、畜産統計(平成25年2月1日現在)を公表した。いずれの畜種も飼養頭羽数は減少傾向が続いているが、1戸当たりの飼養頭羽数は増加している。
【乳用牛】
飼育戸数は1万9400戸で、廃業などによって前年に比べ700戸(3.5%)減った。飼養頭数は142万3000頭で、前年に比べ2万6000頭(1.8%)減った。うち、経産牛は92万3400頭で、1万9000頭(2%)減り、未経産牛は50万100頭で、6300頭(1.2%)減った。1戸当たり飼養頭数は73.4頭で、1.3%増えた。
【肉用牛】
飼養戸数は6万1300戸。乳用牛同様廃業などで前年に比べ3900戸(6%)減った。飼養頭数は264万2000頭で、前年に比べ8万1000頭(3%)減った。内訳は肉用種が176万9000頭で、6万2000頭(3.4%)減り、乳用種は87万3400頭で、1万8300頭(2.1%)減った。1戸当たり飼養頭数は43.1頭で1.3頭増えた。
【豚】
飼養戸数は5570戸で、前年に比べ270戸(4.6%)の減少。飼養頭数は968万5000頭で、5万頭(0.5%)減った。内訳は、子取り用雌豚が89万9700頭で前年並み。肥育豚は810万6000頭で、前年に比べ3万9000頭(0.5%)減った。1戸当たり飼養頭数は1738.8頭で71.8頭増えた。
【採卵鶏・ブロイラー】
採卵鶏の飼養戸数は2650戸。飼料価格の高騰による廃業などで、前年に比べ160戸(5.7%)減った。飼養羽数は1億7223羽で、271万1000羽(1.5%)減った。ブロイラーの飼育戸数は2420戸、飼養羽数は1億3162万4000頭で、1戸当たり出荷羽数は26万6300羽だった。
(関連記事)
・国産畜産物志向増える JC総研の消費者調査(2013.04.04)
・経営費が上昇 所得は低下 畜産農業5類型の実態調査 農水省(2012.12.05)
・飼養頭羽数は減少傾向だが1戸当たりは上昇傾向 農水省が畜産統計(2012.07.19)
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