養豚で温室効果ガス削減 新たな飼料を開発2013年9月4日
農研機構、住友化学、味の素などの共同研究で、豚の排せつ物から出る温室効果ガスを4割削減できる、新たな飼料を開発した。10月2日、東京都内でその効果や利用などについて紹介するセミナーを開く。
今回、開発したのは、アミノ酸添加低タンパク質飼料だ。これを肥育豚に摂取させたところ、窒素排せつ量を3割、排せつ物管理から出る温室効果ガスを4割、それぞれ生産性への影響なく減らすことに成功した。
さらに、周辺水系の富栄養化も低減されており、今後は畜産の生産拡大が顕著な東南アジアへの普及も期待できるという。
セミナー「アミノ酸添加低たんぱく質飼料給与技術による畜産の環境負荷低減とクレジット制度の利用によるその普及」では、このアミノ酸添加低タンパク質飼料の紹介のほか、農林水産分野や養豚業におけるJ-クレジット制度の利用についても報告がある。
10月2日13時20分からティアラこうとう(江東公会堂、東京都江東区)で。参加費無料、事前申し込み不要で、定員200人。
問い合わせは、農研機構畜産草地研究所(TEL:029-838-8249)まで。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日