豚、牛とも平年比1割高 3月の食肉流通統計2014年5月8日
農水省は4月30日、平成26年3月分の食肉流通統計を発表した。豚、牛とも卸売価格は平年に比べて1割以上高い価格で推移している。
【豚】
と畜頭数は137万371頭で前年同月に比べて1.1%減り、前月比では2.2%増えた。
枝肉の生産量は10万7300tで前年同月に比べて0.3%減、前月比2.3%増だった。
主要卸売市場(※)の取引頭数は7万5296頭で前年同月に比べて0.3%増、前月比で4.1%増。1kgあたりの卸売価格は全国平均が508円で前年同月比で17.6%、前月比では5%高く、平年比では16%高かった。東京は499円で平年比14.7%高く、大阪は541円で同23%高かった。
【牛】
と畜頭数は9万1266頭で前年同月に比べて3.2%減り、前月比では6.7%増えた。
枝肉生産量は3万9684tで前年同月に比べて1.8%減り、前月比では6.8%増えた。
主要卸売市場での取引頭数は4704頭で前年同月比1.8%増、前月比10.6%増だった。1kgあたり卸売価格は全国平均1091円前年同月に比べて6%高いが、前月比では1.7%下落。しかし対平年比では12.2%高かった。東京では1110円で平年比12.2%高く、大阪では1194円で同9.2%高かった。
(※ 主要卸売市場とは、全国の10中央卸売市場と18指定市場を指す)
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