豚・鶏の消費拡大めざす 全農が新たに外食店2014年5月13日
6次化ファンドを活用(株)ひびきと合弁会社
JA全農と、焼き鳥店など外食店舗を運営する(株)ひびき(埼玉県川越市、日疋好春社長)の両者は、JA6次化ファンドを活用し、合弁会社「(株)J-ACEひびき」を設立した。5月12日、都内で会見を行った。
J-ACEひびきは、国産の豚・鶏を原料にした郷土料理などをメニューの中心にした外食店舗を全国展開する。
豚・鶏肉の安定的な供給先を確保するとともに外食産業への積極的な進出をねらう全農と、元々養豚・養鶏の生産者であることから、国産原料にこだわり、地元色の強い外食店舗を全国展開し地域活性化に寄与したいというひびきの両者の思惑が一致し、今回の新会社設立となった。
J-ACEひびきは、個室感・ご当地感を重視し、郷土食を全面に押し出した大型店舗で、地域の情報発信源にもなるような旗艦店と、ひびきの既存店舗をベースにしたチェーン店でテイクアウトも可能な大衆店の2パターンのコンセプトで出店を展開し、国産豚・鶏の消費拡大をめざす。平成26年度内に、東京の山手線圏内に旗艦店、首都圏近郊に大衆店をそれぞれ1店ずつ開店し、5年目の30年度までには旗艦店12店舗、大衆店38店舗の合計50店舗を出店。5年目の売上高23億円をめざす。
(写真)
会見で握手する日疋社長(左)と全農の小原良教常務
【新会社概要】
○名称:株式会社J-ACEひびき
○所在地:埼玉県川越市霞ヶ関北2-3-2
○設立日:平成26年4月23日
○資本金:3億円
○出資比率:JA6次化ファンド50%、JA全農39.7%、ひびき10.3%
○代表取締役:日疋好春氏
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