PED対策、9月に防疫マニュアル作成2014年6月9日
農林水産省は6月6日、昨年10月以降、全国的発生が確認されている豚流行性下痢(PED)について今後の対策を決定した。
防疫対策では、PED防疫マニュアル検討会を6月以降に開催し▽国、都道府県、市町村や農家を含めた関係者の役割分担、▽消毒の具体的方法などを総合的な防疫マニュアルを9月をめどに作成する。
防疫マニュアルには早期通報の徹底、発生情報の共有、「特別防疫対策地域」の指定する仕組みなどを盛り込む。
当面の飼養衛生管理面では、家畜防疫員による基準遵守状況調査の結果、不備が見つかった場合に再度の立入検査で遵守徹底を図るよう6月中に周知する。
また、ワクチンの円滑な供給の実施に向けてメーカーの保管を促すための事業予算の検討を行うほか、感染経路については9月をめどに中間取りまとめを行う。発生農家への経営安定対策として養豚に係る家畜共済のあり方について養豚団体などを協議を行うことも決めた。
(関連記事)
・農地転用権限、市町村へ委譲を要請 三重県知事(2014.05.28)
・豚流行性下痢で緊急要請 JA全中(2014.05.12)
・豚流行性下痢、対策を強化 農水省(2014.04.10)
・都市農協問題と地域協同組合論(2014.04.01)
・TPPを先取りする生産調整政策の廃止(2014.03.26)
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