宮崎の鳥インフル 防疫措置完了2014年12月17日
12月15日に宮崎県延岡市で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜(H5亜型陽性)が確認された農場で、防疫措置が16日午後7時30分に完了したことを宮崎県が発表した。
疑似患畜が確認された延岡市北川町の種鶏農場で飼育されていた約4000羽については、16日9時25分に殺処分が終了、その後、午後7時30分までに殺処分した鶏および汚染物品の埋却が終わり、農場内清掃・消毒が完了した。
農場の防疫措置完了により、10日が経過した後に実施する清浄性確認検査で陰性が確認されれば、搬出制限区域(10km)が解除される。さらに、21日経過後の1月7日午前0時に移動制限区域(3km)が解除される。
農水省は16日に「食料・農業・農村政策審議会 家畜衛生部会 第46回家きん疾病小員会」を開催。調査チーム(5人)を結成して現地に派遣し、感染状況や感染経路の正確な把握を行っている。
同小委員会委員長の伊藤壽啓鳥取大学教授によると、NA亜型や遺伝子形状などを分析中なので確かなことは分からないが「海外から野鳥によってウィルスが国内に入った可能性が高い」。最近、全国で野鳥の感染が確認されているが「ウィルスが同じなら全国に広がる可能性もある」ので、対策は「地道な防疫をすることに尽きる」と語った。
(関連記事)
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