畜産物価格決定 萬歳・全中会長が談話2015年1月15日
JA全中の萬歳章会長は1月14日、政府が27年度の畜産物価格を決めたことについて談話を発表した。
談話では、すべての畜産物政策価格が引き上げとなったことや、そのほかの施策の拡充が決まったことについて、「懸命に努力している全国の畜産・酪農経営者の切実な要望に応える内容」だとして、政府・与党関係者への感謝を述べている。
また、JAグループとしても、生産基盤の拡大や畜産・酪農経営の所得増大に向けて、「引き続き全力を挙げる」としている。
◇ ◇
萬歳会長談話全文は以下の通り。
本日、政府・与党において、加工原料乳生産者補給金などすべての畜産物政策価格が引き上げられるとともに生産コスト低減や生産基盤強化に向けた対策など生産者の意欲を後押しする重要な施策の拡充が決定されました。
今回の決定は、配合飼料・輸入粗飼料価格の高止まりや子牛価格の高騰等によるコストの増大のなか、懸命に努力している全国の畜産・酪農経営者の切実な要望に応える内容であり、この決定にご尽力いただいた政府・与党関係者に深く感謝申し上げます。
われわれJAグループとしては、今回の結果を生産現場にしっかりと周知するとともに、安全・安心な国産畜産物の安定供給に向け、畜産・酪農生産基盤の拡大に向けた取り組みや、畜産・酪農経営の所得増大に向けた取り組みに、引き続き全力を挙げる所存です。
わが国の畜産・酪農経営は、将来に対する不安等から、離農が増加し、生産基盤が縮小し続けている状況にあります。地域の特色をふまえた多様な畜産・酪農経営を確立するため、次期「食料・農業・農村基本計画」や「酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針」の策定により、畜産・酪農経営の将来に展望が開ける基本政策を確立できますよう、引き続きご尽力をお願い申し上げます。
(関連記事)
・加工原料乳5年連続引上げ 27年度畜産物価格(2015.1.15)
・配合飼料価格2500円値上げ JA全農(2014.12.22)
・牛乳生産費2.1%増加 農水省(2014.12.03)
・子牛生産費3.6%増 農水省(2014.12.03)
・水田フル活用で所得確保実現 飼料用米でシンポ(2014.11.21)
重要な記事
最新の記事
-
備蓄米 「味に差なく、おいしく食べてほしい」 江藤農相2025年4月24日
-
関税発動で牛肉の注文キャンセルも 米国関税の影響を農水省が分析2025年4月24日
-
トランプ関税で米国への切り花の輸出はどうなる?【花づくりの現場から 宇田明】第58回2025年4月24日
-
【JA人事】JA北オホーツク(北海道)吉田組合長を再任2025年4月24日
-
三島とうもろこしや旬の地場野菜が勢ぞろい「坂ものてっぺんマルシェ」開催 JAふじ伊豆2025年4月24日
-
農林中金 ロンコ・インベストメント・マネジメントに資本参画 不動産分野の連携強化2025年4月24日
-
積雪地帯における「麦類」生育時期 推定を可能に 農研機構2025年4月24日
-
日本曹達 微生物農薬「マスタピース水和剤」新たな効果とメカニズムを発見 農研機構2025年4月24日
-
棚田の魅力が1枚に「棚田カード」第5弾を発行 農水省2025年4月24日
-
みずほ銀行と食農領域の持続可能な発展に向け戦略的提携 クボタ2025年4月24日
-
【人事異動】兼松(6月1日付)2025年4月24日
-
日本生協連「フェアトレード・ワークプレイス」に登録2025年4月24日
-
旭松食品「高野豆腐を国外へ広める活動」近畿農政局 食の「わ」プログラムで表彰2025年4月24日
-
群馬県渋川市の上州・村の駅「お野菜大放出祭」26日から 9種の詰め放題系イベント開催2025年4月24日
-
JA蒲郡市と市内の飲食店がタッグ 蒲郡みかんプロジェクト「みかん食堂」始動2025年4月24日
-
適用拡大情報 殺菌剤「バスアミド微粒剤」 日本曹達2025年4月24日
-
倍率8倍の人気企画「畑でレストラン2025」申込み開始 コープさっぽろ2025年4月24日
-
農業・食品産業技術開発の羅針盤「農研機構NARO開発戦略センターフォーラム」開催2025年4月24日
-
雪印メグミルク、北海道銀行と連携「家畜の排せつ物由来」J-クレジット創出へ酪農プロジェクト開始 Green Carbon2025年4月24日
-
山椒の「産地形成プロジェクト」本格始動 ハウス食品など4者2025年4月24日