2月中にバター2800トン輸入 農水省2015年1月27日
農林水産省は1月23日に27年度のバターと脱脂粉乳の輸入方針を決めた。
同日、(独)農畜産業振興機構に27年度のカレントアクセス輸入の数量を通知した。生乳換算で13.7万t。これを受けて農畜産業振興機構は2月中にバター2800t(生乳換算3.5万t)、脱脂粉乳1万t(同6.5万t)の輸入入札を実施する。
27年度は昨年のバター不足をふまえ輸入運用の改善を図る。輸入時期は同日決めたように1月に加えて、5月と9月に輸入の判断を行う。ただ、輸入するかしないかや輸入量については、その時点の需給状況から判断する。
また、輸入品が需要期に確実にユーザーに届くよう引渡期限を設定する。とくに年末の需要期に向けては遅くとも10月までにユーザーに引き渡されるように設定するという。
輸入するバターの形状も弾力的に考える。これまではユーザーが乳業メーカーなど限られるパラバター(25kg、冷凍)を輸入してきた。乳業メーカーがこれを食品メーカー等に向けて供給してきたが、今回は洋菓子店でも直接利用できる形状(1?5kg、冷凍)の輸入も行う。
27年度からは、バターの需給状況について行政・製造メーカー・乳業団体が緊密に情報交換や協議を行い、不足の兆候を早めに共有し迅速に対応できるようにする。ユーザー、小売店との情報共有や、買い急ぎを防ぐためにも消費者への適切な情報提供に努めるとしている。
(関連記事)
・加工原料乳5年連続引上げ 27年度畜産物価格(2015.01.15)
・牛乳生産量、前年同月並み 11月の牛乳乳製品(2014.12.26)
・バター在庫量若干回復 9月の牛乳乳製品(2014.11.05)
・バター3000t、脱脂粉乳1万tを追加輸入(2014.10.01)
・脱脂粉乳、バター在庫量漸減 8月の牛乳乳製品(2014.09.26)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(118) -改正食料・農業・農村基本法(4)-2024年11月16日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (35) 【防除学習帖】第274回2024年11月16日
-
農薬の正しい使い方(8)【今さら聞けない営農情報】第274回2024年11月16日
-
【特殊報】オリーブにオリーブ立枯病 県内で初めて確認 滋賀県2024年11月15日
-
農業者数・農地面積・生産資材で目標設定を 主食用生産の持続へ政策見直しを JAグループ政策要請①2024年11月15日
-
(410)米国:食の外部化率【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月15日
-
値上げ、ライス減量の一方、お代わり無料続ける店も 米価値上げへ対応さまざま 外食産業2024年11月15日
-
「お米に代わるものはない」 去年より高い新米 スーパーの売り場では2024年11月15日
-
鳥インフル 米オレゴン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月15日
-
「鳥インフル 農水省、ハンガリー2県からの家きん・家きん肉等の輸入を14日付で一時停止」2024年11月15日
-
「鳥インフル 農水省、ハンガリー2県からの家きん・家きん肉等の輸入を13日付で一時停止」2024年11月15日
-
鳥インフル 米ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月15日
-
南魚沼産コシヒカリと紀州みなべ産南高梅「つぶ傑」限定販売 JAみなみ魚沼×トノハタ2024年11月15日
-
東北6県の魅力発信「食べて知って東北応援企画」実施 JAタウン2024年11月15日
-
筋肉の形のパンを無料で「マッスル・ベーカリー」表参道に限定オープン JA全農2024年11月15日
-
「国産りんごフェア」全農直営飲食店舗で21日から開催 JAタウン2024年11月15日
-
農薬出荷数量は3.0%減、農薬出荷金額は0.1%減 2024年農薬年度9月末出荷実績 クロップライフジャパン2024年11月15日
-
かんたん手間いらず!新製品「お米宅配袋」 日本マタイ2024年11月15日
-
北海道・あべ養鶏場「旬のりんごとたまごのぷりん」新発売2024年11月15日
-
日本各地のキウイフルーツが集まる「キウイ博」香川県善通寺市で開催2024年11月15日