カシューナッツ殻液配合鶏用飼料発売 出光興産2015年10月19日
出光興産(株)は、国内初となるカシューナッツ殻液を配合した鶏用混合飼料「クロストップ(鶏用)」を開発し、11月2日から共立製薬(㈱)を通じて全国販売する。
出光興産と共立製薬は、牛などの家畜の腸内環境を維持する働きがあるカシューナッツ殻液(カシューナッツの殻に含まれている天然植物抽出エキズ)を配合し、抗生物質に頼らない畜産物に役立つ天然素材製品として、牛用混合飼料「ルミナップ」を2011年から販売してきいる。
このカシューナッツ殻液を、採卵鶏(レイヤー)や肉養鶏(ブロイラー)に給与したところ、鶏の腸内環境を正常に保つことができ、鶏の健康維持と安定的な生産が期待できることが確認されたことから、鶏用飼料「クロストップ(鶏用)」として製品化し、販売することにしたという。
この「クロストップ」を、飼料1トン当たり2kgを目安に給与することで、レイヤーではおよそ3%生存率が向上、ブロイラーでは3~5%肉量が増加(同社のデータ)することが見込まれるという。
同製品は、20㎏紙袋包装で希望小売価格は1万6000円。形状はマッシュ(粉末状)で、飼料への混合性に優れ、日常的な給与が可能だ。
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