ミドリムシの飼料活用で共同研究 JA全農と(株)ユーグレナ2016年4月28日
JA全農飼料畜産中央研究所と(株)ユーグレナは、微細藻類ユーグレナ(和名・ミドリムシ)の飼料活用に向けた共同研究契約を締結したと4月27日に発表した。
ユーグレナ社は、ミドリムシ(微細藻類ユーグレナ)の油脂を利用したバイオジェット・ディーゼルエンジン燃料の製造について研究をし2020年の実用化を目指しているが、ジェット燃料を抽出した残さである脱脂ユーグレナには、動物の生育に必要なたんぱく質が豊富に含まれており飼料としての活用が期待されている。
そこでJA全農とユーグレナ社は、これを鶏や豚など家畜に与える飼養試験を共同で行うことにし、今回の共同研究契約締結した。すでに昨年1月から今年3月の間に、準備実験として、脱脂ユーグレナの成分分析や採卵鶏を対象に脱脂ユーグレナ入り飼料を与える試験を実施、産卵成績に影響がないことを確認したうえでの今回の契約だ。
この共同研究では、脱脂ユーグレナの飼料としての使用可能量や効果を検証し、実用化を目指していくことにしている。実施期間は、当面、今年4月から来年3月末の予定となっている。
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