3年連続追加輸入 バター・脱脂粉乳-農水省2016年6月1日
農林水産省は5月31日、バターと脱脂粉乳の追加輸入を行うことを決めた。
農水省は今年1月、バター7000t、脱脂粉乳2000tのカレントアクセス輸入を行うことを公表した。
しかし、同日にJミルクが公表した需給見通しによると、バターの年度末在庫量は1万7600tで前年度比79.8%と減少する。これは2.8月分の在庫量だという。
また、脱脂粉乳は年度末在庫量が4万5500tで同88.3%と減少する見通しだ。これは4か月分の在庫量だという。
こうしたことから、年末のバター需要期における安定的な供給と夏の気象状況いよる生乳生産減の可能性などを考慮し、(独)農畜産業振興機構による追加輸入を実施することを決めた。追加輸入は3年連続となる。
追加輸入分はバター6000t(生乳換算7万4040t)、脱脂粉乳2000t(生乳換算1万2960t)。また、熊本地震で加糖れん乳を製造する工場が一時操業を停止したことから、需給に影響が生じないよう加糖れん乳500t(生乳換算3345t)も輸入する。
追加輸入によってバターの在庫量は前年度比+6.8%の2万3600tなる。 10月末までに順次輸入し国内需要者に供給していく。ただし、バター2000t、脱脂粉乳2000tは国内の需給状況をふまえて供給時期を決定するとしている。
重要な記事
最新の記事
-
AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」エントリー&ハイエンドモデル同時リリース2024年7月18日
-
米価 過去10年で最高値 60kg1万5865円 対前年比114%2024年7月17日
-
【東京農業大学鼎談】実学主義の価値(2)DX戦略にも地域色拡充2024年7月17日
-
【東京農業大学鼎談】実学主義の価値(3)JAは食・農の好循環先導を2024年7月17日
-
「小さな協同」実践 JA松本ハイランドの自己改革 新世紀JA研究会全国セミナー2024年7月17日
-
「きっトラ」と「もし寅」【小松泰信・地方の眼力】2024年7月17日
-
【訃報】生活クラブ生協連の加藤好一顧問が逝去2024年7月17日
-
【人事異動】農水省(7月16日付)2024年7月17日
-
【注意報】ナシ、ブドウなどに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 三重県2024年7月17日
-
ガチャピン・ムックとコラボ「ニッポンエール」グミ発売 JA全農2024年7月17日
-
日本農業の未来をけん引する人材育成へ 宮城県加美農業高校とNTT東日本グループが連携2024年7月17日
-
唐沢農機サービス「夏の大展示会」開催 200台を超える農機具を展示2024年7月17日
-
【注意報】大型斑点米カメムシ類、カスミカメムシ類による斑点米発生に注意 千葉県2024年7月17日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 岩手県2024年7月17日
-
「第3回 全国桃選手権」開催 全国から45品がエントリー 日本野菜ソムリエ協会2024年7月17日
-
ハウス栽培向け環境制御システムのラインアップを拡充 クボタ2024年7月17日
-
【役員人事】石巻埠頭サイロ(4月1日付)2024年7月17日
-
葉の光合成速度の低コスト・低労力・高速推定法を開発 農研機構2024年7月17日
-
表参道で佐賀県産「いちごさん」絶品ひんやりスイーツ「いちごさんどう2024夏 」開催2024年7月17日
-
長野県塩尻市と山口県岩国市の歴史的風致維持向上計画を認定 農水省など2024年7月17日