鳥インフルエンザでシンポ 農研機構2016年8月26日
農研機構は鳥インフルエンザウイルスの拡散と農場侵入における野生動物の関わりについて国内外の専門家によるシンポジウム「鳥インフルエンザと野生動物」を開催する。
平成26年~27年にアジア大陸に由来する高病原性鳥インフルエンザが欧州や北米大陸に拡散、日本でも九州や中国地方の養鶏場が被害を受けた。こうしたことから、近隣の韓国や中国との連携強化が発生を予察するために一層重要となった。
そこで27年第2回日中韓農業大臣会合で3カ国間で渡り鳥等における鳥インフルエンザの移動に関する共同研究、情報交換を強化することが合意された。
今回のシンポジウムは、これを受けて農研機構の研究者と国内外の専門家が、鳥インフルエンザウイルスの拡散と渡り鳥の関係性について、ウイルスに感染した渡り鳥から農場周辺に生息するネズミなどを介したウイルスの農場への侵入経路について講演する。
【シンポジウムの概要】
◎日時:9月29日(木曜日)10時00分開演
◎場所:JA共済ビルカンファレンスホール(東京都千代田区平河町2-7-9 JA共済ビル1F )
◎講演
★養鶏場における鳥インフルエンザと野生動物
座長:内田 裕子(農研機構 動物衛生研究部門)
(1)野鳥から分離された鳥インフルエンザウイルスの家禽に対する病原性(仮題):農研機構 動物衛生研究部門 西藤岳彦
(2)農場周辺の野生動物について(仮題):鳥取大学農学部共同獣医学科獣医衛生教育研究分野付属鳥由来人獣共通感染症研究センター 山口 剛士
★鳥インフルエンザウイルスの拡散と野生動物
座長:西藤 岳彦(農研機構 動物衛生研究部門)
(1)国内において分離された鳥インフルエンザウイルスと渡り鳥の関係について:農研機構動物衛生研究部門 金平克史
(2)鹿児島県出水ツル渡来地における鳥インフルエンザの流行状況:鹿児島大学共同獣医学部付属越境性動物疾病制御研究センター 小澤真
(3)Role of wild birds in the spatial spread of avian influenza viruses in Korea:韓国獣医科学検疫院 Youn-Jeong Lee
(4)Involvement of wild life in the highly pathogenic avian influenza outbreaks in China:中国ハルビン獣医学研究所 Hualan Chen
※講演は英語で通訳なし
参加申し込み
◎9月20日(火曜日)までに「所属」、「氏名」を「NAROsymposium2016_AIV@ml.affrc.go.jp」 シンポジウム事務局宛にメールで連絡(参加無料)
参加者が多数の場合、受付を終了することがある。
*申込は個人毎に登録(代表者による複数人登録は不可)。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】小麦、大麦に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2025年4月22日
-
JA全中教育部・ミライ共創プロジェクト 子育て、災害、農業のチームが事業構想を発表(1)2025年4月22日
-
JA全中教育部・ミライ共創プロジェクト 子育て、災害、農業のチームが事業構想を発表(2)2025年4月22日
-
農産品の輸出減で国内値崩れも 自民党が対策提言へ2025年4月22日
-
備蓄米売却要領改正で小売店がストレス解消?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月22日
-
新入職員が選果作業を体験 JA熊本市2025年4月22日
-
JA福岡京築のスイートコーン「京築の恵み」特価で販売中 JAタウン2025年4月22日
-
農業×エンタメの新提案!「農機具王」茨城店に「農機具ガチャ自販機」 5月末からは栃木店に移動 リンク2025年4月22日
-
「沸騰する地球で農業はできるのか?」 アクプランタの金CEOが東大で講演2025年4月22日
-
「ホテルークリッシュ豊橋」で春の美食祭り開催 東三河地域の農産物の魅力を発信 サーラ不動産2025年4月22日
-
香川県善通寺市と開発 はだか麦の新品種「善通寺2024」出願公表 農研機構2025年4月22日
-
京都府亀岡市と包括連携協定 食育、農業振興など幅広い分野で連携 東洋ライス2025年4月22日
-
愛媛・八幡浜から産地直送 特別メニューの限定フェア「あふ食堂」などで開催2025年4月22日
-
リサイクル原料の宅配用保冷容器を導入 年間約339トンのプラ削減へ コープデリ2025年4月22日
-
【役員人事】カインズ(4月21日付)2025年4月22日
-
「森林×ACT(アクト)チャレンジ2025」募集開始 林野庁2025年4月22日
-
長年にわたる知財制度の活用と地域貢献で産業財産権制度140周年記念「内閣総理大臣感謝状」 サタケ2025年4月22日
-
本が地域の架け橋に 情報誌『のんびる』5・6月号注文受付開始 パルシステム2025年4月22日
-
能登の稲作再生へ43人派遣 草刈りや田植えなど支援 パルシステム連合会2025年4月22日
-
東急不動産と自然電力 営農型太陽光発電事業の新会社を設立2025年4月22日