高糖度イネ向き 乳酸菌「畜草2号」発売2016年9月1日
発酵力が高く、使いやすい飼料稲向け乳酸菌が登場した。雪印種苗(株)が開発した「畜草2号」で、安定した乳酸発酵力を持ち、カビ・酵母の増殖を抑え、開封後の二次発酵を抑制する特徴があり、高糖分飼料イネサイレージ用に適する。9月1日から発売を開始した。
低温下での増殖能力に優れた乳酸菌で、気温が低下する晩秋の収穫でも乳酸発酵を促し、高い乳酸含量で素早くPHを下げる。また適度に生成される酢酸等の抗菌作用でサイレージ貯蔵中のカビや酵母の増殖を抑え、サイレージ廃棄やロスを減らす。さらに同じく酢酸等の抗菌作用で、サイレージ開封後の二次発酵(発熱)が抑えられ、給与時まで安定した品質を保つという特長がある。
雪印種苗と農研機構、それに広島県立総合技術研究所の3者の協同研究で開発された。同社はこれまで農研機構等との共同で、「畜草1号」、「畜草1号プラス」を開発してきた。今回開発した「畜草2号」は従来使われてきた「畜草1号プラス」に代わるものではなく、高糖分品種(「たちすずか」「たちあやか」等)に適する。
(写真)高糖分飼料イネサイレージ用の「畜草2号」
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