「平成30年度鳥獣対策優良活動表彰」受賞者決定2019年2月8日
農林水産省は2月6日、「鳥獣対策優良活動表彰」の農林水産大臣賞や農村振興局長賞などの受賞者を発表した。
同省は、鳥獣被害防止や捕獲した鳥獣の食肉(ジビエ)の利活用等に取り組み、地域への貢献が顕著だと認められる個人や団体を表彰する「鳥獣対策優良活動表彰」を実施している。
平成30年度の受賞者は以下の通り(敬称略)。
▽農林水産大臣賞(被害防止部門・団体)
川島区有害鳥獣対策委員会(長野県)
集落の住民全員が参画する体制を構築し、行政や大学と連携したICTの活用や柵の見廻りの徹底、女性向けの研修会や「川島区立野生鳥獣被害防衛短期大学」での研修会による人材育成など、総合的な被害対策を実現した。
▽農林水産大臣賞(捕獲鳥獣利活用部門・団体)
エゾシカ食肉事業協同組合(北海道)
従業員向け講習会の開催などで、HACCPや北海道のエゾシカ肉処理施設認証を取得し、高度な衛生管理を徹底した。また、ネットショップの開設や生協向けなどの販路を開拓し、エゾシカ肉の安定供給体制を牽引した。
▽農村振興局長賞(被害防止部門・団体)市原市(千葉県)
▽農村振興局長賞(被害防止部門・団体)上三光農村環境保全・清流の会(新潟県)
▽農村振興局長賞(被害防止部門・個人)横田洋治(宮崎県)
▽農村振興局長賞(捕獲鳥獣利活用部門・団体)(株)ELEZO社(北海道)
▽農村振興局長賞(捕獲鳥獣利活用部門・個人)石黒木太郎(富山県)
(関連記事)
・シカの資源利用を考えるシンポ開催 日本鹿皮革開発協(18.10.01)
・ジビエ利用モデル17地区を選定(18.03.10)
・鳥獣被害約172億円 28年度(18.01.22)
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