NHK朝ドラ「なつぞら」で酪農解説 農水省畜産部がHPで2019年4月9日
農林水産省がNHK連続テレビ小説「なつぞら」にちなみ公式サイトで酪農に関する解説コラム「今日の『なつぞら』畜産部解説」を始めた。中央官庁らしからぬ珍しい試みとして話題になっている。
NHKの朝ドラ通算100作目の記念作品として注目されている「なつぞら」は、若手人気女優の広瀬すずがヒロイン。戦争により幼くして両親を亡くしたヒロインが、北海道・十勝の酪農家に引き取られ、やがて高校卒業後に上京し、アニメーターをめざす姿を描く。
ヒロインの子ども時代が描かれた第1週(1~6日)は、酪農の仕事に取り組む姿が描かれた。
コラムの第1回は、『「なつぞら」畜産部解説始めます』というタイトルで1日のドラマ開始と同時にスタート。
2日は「牛乳はおいしい」、3日は「牛は何を食べるの?」、4日は「アイスクリームの歴史」、5日は「乳牛の基礎知識」という記事をアップした。
サイト立ち上げの経緯について、同省生産局畜産部畜産企画課の木下雅由課長補佐は、「今度の朝ドラの舞台が十勝の酪農だという情報を得て、省内で検討した結果、ドラマとからめて酪農を知ってもらうよい機会だと判断しました。コラムを通して消費者の方に酪農を知ってもらえるように情報発信していきたい」と説明。1か月ほど前から準備を進めてきたという。
4月1日のドラマ開始から5日までの連日、コラムは更新された。週末明けの8日は更新されなかったが、「その放送で酪農シーンや関連の話題があったときに随時情報を提供していきます」と木下課長補佐。コラムの執筆は今のところ畜産部の職員4~5人が持ち回りで、今後増える可能性もあるという。
木下課長補佐は、「これまでに、酪農に日曜日の休みはないというシーンもありました。現場の仕事の大変さや畜産物がどうやってできあがるのかなど、一般の方にはあまり知られていない素朴な点も伝えていきたい」と話した。農水省の新たな試み。今後のコラムにも注目だ。
農水省の「今日の『なつぞら』畜産部解説」
重要な記事
最新の記事
-
埼玉県内で鳥インフルエンザ 国内11例目2024年11月25日
-
【JA部門】全農会長賞 JA山口県 「JAならでは」の提案活動で担い手満足度向上 TAC・出向く活動パワーアップ大会20242024年11月25日
-
5年ぶりの収穫祭 家族連れでにぎわう 日本農業実践学園2024年11月25日
-
鳥インフル 米イリノイ州、ハワイ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月25日
-
「JA集出荷システム」と生産者向け栽培管理アプリ 「AGRIHUB」をシステムで連携 農業デジタルプラットフォームの構築目指す JA全農2024年11月25日
-
卓球世界ユース選手権 日本代表を「ニッポンの食」でサポート JA全農2024年11月25日
-
佐賀県産「和牛とお米のフェア」みのる食堂三越銀座店で開催 JA全農2024年11月25日
-
JA全農×農林中金「酪農・和牛の魅力発信にっぽん応援マルシェ」新宿ルミネで開催2024年11月25日
-
EXILE NESMITH監修 くまもと黒毛和牛『和王』の特別メニュー提供 JA全農2024年11月25日
-
「第1回全国冷凍野菜アワード」最高金賞のJAめむろなど表彰2024年11月25日
-
「熊本県産和牛とお米のフェア」大阪の直営3店舗で12月1日から開催 JA全農2024年11月25日
-
都市農業・農地の現状と課題 練馬の野菜農家を学生が現地調査 成蹊大学2024年11月25日
-
食育イベント「つながる~Farm to Table~」に協賛 JQA2024年11月25日
-
薩州開拓農協と協業 畜産ICT活用で経営の可視化・営農指導の高度化へ デザミス2024年11月25日
-
「ノウフクの日」制定記念イベント 東京・渋谷で開催 日本農福連携協会2024年11月25日
-
省スペースで「豆苗」再生栽培「突っ張り棒」とコラボ商品発売 村上農園2024年11月25日
-
在ベトナム農業資材販売会社へ出資 住商アグロインターナショナル2024年11月25日
-
楽粒の省力検証 水稲除草剤の散布時間の比較 最大83%の時間削減も 北興化学工業2024年11月25日
-
【人事異動】北興化学工業株式会社(12月1日付)2024年11月25日
-
幼稚園・保育園など996施設に「よみきかせ絵本」寄贈 コープみらい2024年11月25日