営業利益10.9%増、経常利益14.4%増 雪印メグミルク2019年11月12日
雪印メグミルクは11月8日、2020年3月期第2四半期の決算短信を発表した。
同第2四半期連結累計期間の売上高は3116億2500万円で前年同期比2.0%増、営業利益は106億3700万円で同10.9%増、経常利益は117億3300万円で同14.4%増。親会社株主に帰属する四半期純利益は77億300万円で前年同期比20.0%増で増収増益となった。
前年同期との当初予想は、売上高は100.2%、営業利益は104.3%となり当初予想通りに着地した。
同社グループは「グループ中期経営計画2019」に基づき、収益基盤の複数化とキャッシュ・フローの最大化に取り組み、機能性ヨーグルトなどの高付加価値商品や、チーズなどの主力商品の販売拡大に伴い、バリューチェーンの最大活用によるグループ総合力の強化に努めた。
セグメント別では、乳製品の売上高は1220億3400万円で前年同期比3.9%増、営業利益は52億900万円で同3.0%減。バターが堅調に推移し、油脂は縮小傾向の続く市場の影響もあった。増量キャンペーンなどのプロモーション活動を展開したが減収となった。チーズは減収だったが、食べ方提案など新たな価値を訴求した。機能性食品は特定保健用食品の毎日骨ケアMBPがマーケティング投資の継続により伸長。営業利益は、宣伝促進費の効率的な運用に取り組んだ効果が増益要因だったが、固定経費やオペレーションコストなどの増加により減益となった。
飲料・デザート類で、飲料の売上高は1472億4600万円で前年同期比1.4%増。営業利益は35億5700万円で前年同期比59.9%増。売上高は、飲料は市場低迷の影響もあり減収となったが、ヨーグルトは「ガセリ菌SP株」の内臓脂肪を減らす機能性を伝えるプロモーション活動などにより増収となった。デザートは新商品の発売等、商品力の強化に取り組み前年並みに推移。営業利益は、生乳取引価格の引き上げの影響などによる原材料コストやオペレーションコストの増加があったが、価格改定の実施に伴う販売単価差の影響や宣伝促進費の効率的な運用に取り組んだ結果、大幅な増益となった。
飼料・種苗当セグメントの売上高は238億8200万円で前年同期比0.1%減、営業利益は11億4000万円で前年同期比6.1%減。売上高は、飼料の販売物量増加等により増収となる一方、牧草・飼料作物種子の売上減少等によりセグメント全体では前年並み。営業利益は、牧草・飼料作物種子の売上減少や原価上昇の影響等により減益。
その他当セグメントは、共同配送センター事業、不動産賃貸事業等。売上高は184億6100万円で前年同期比1.4%減、営業利益は7億900万円で同0.7%減。
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