畜産業向けIoTサービス「ファームクラウド」を全国展開 セラク2020年4月7日
農業IoTサービス「みどりクラウド」を提供するセラク(東京都新宿区)は、畜産向けIoTサービス「ファームクラウド」の本格的な営業展開を開始。これまで一部地域で先行導入していたが、養豚業、養鶏業における環境モニタリングが生産性向上に有効に機能することが実証されたため、全国展開を始める。
畜産業向けIoTサービスの「ファームクラウド」
ファームクラウドは、畜舎環境の遠隔モニタリングを可能とするIoTサービス。温度・湿度・二酸化炭素濃度など一般的な環境指標を可視化するだけでなく、ユーザーそれぞれの要望に合わせた項目の遠隔監視に対応することができる。また、アラート機能を標準装備しており、異常発生時にはスマートフォンのプッシュ通知やメールで、アラート連絡を受け取ることができる。
これまで一次産業分野で2000台以上の導入実績のあるハードウェアとプラットフォームをベースに設計されているため、ハードとソフトの両面で優れた耐久性の実績がある。
導入は、ハードウェアの設置場所を決めた後は、電源をつなげるだけで、簡単に利用が開始できる。畜舎の形態や規模の大小にかかわらず追加で導入可能。
また、希望に応じて、基本セットの内容に加え、飲水量・pH・溶存酸素濃度などをカスタマイズ対応し、既存の設備では実現できなかったきめ細かなセンシング、可視化を可能にする。
先行して導入した利用者からは、「環境指標を可視化し、管理精度が改善したことにより、死亡率の半減につながり、結果として、収益の向上に役立っている」「警報機能により、設備の故障にいち早く気づくことができ、損失を最小限に抑えられた」など生産性と収益の向上につながるという声が寄せられている。
同社は全国展開を機に、新規機能の開発を急ピッチで進め、センサーの追加、日報機能、機器制御機能などを順次リリースしていく予定。また、今後は大規模事業者向けにレポート機能の開発を進める。
ファームクラウドのサービス概要図(クリックで拡大)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(172)食料・農業・農村基本計画(14)新たなリスクへの対応2025年12月13日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(89)フタルイミド(求電子剤)【防除学習帖】第328回2025年12月13日 -
農薬の正しい使い方(62)除草剤の生態的選択性【今さら聞けない営農情報】第328回2025年12月13日 -
スーパーの米価 前週から14円下がり5kg4321円に 3週ぶりに価格低下2025年12月12日 -
【人事異動】JA全農(2026年2月1日付)2025年12月12日 -
新品種育成と普及 国が主導 法制化を検討2025年12月12日 -
「農作業安全表彰」を新設 農水省2025年12月12日 -
鈴木農相 今年の漢字は「苗」 その心は...2025年12月12日 -
米価急落へ「時限爆弾」 丸山島根県知事が警鐘 「コミットの必要」にも言及2025年12月12日 -
(465)「テロワール」と「テクノワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月12日 -
VR体験と牧場の音当てクイズで楽しく学ぶ「ファミマこども食堂」開催 JA全農2025年12月12日 -
いちご生産量日本一 栃木県産「とちあいか」無料試食イベント開催 JA全農とちぎ2025年12月12日 -
「いちごフェア」開催 先着1000人にクーポンをプレゼント JAタウン2025年12月12日 -
生協×JA連携開始「よりよい営農活動」で持続可能な農業を推進2025年12月12日 -
「GREEN×EXPO 2027交通円滑化推進会議」を設置 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月12日 -
【組織改定・人事異動】デンカ(1月1日付)2025年12月12日 -
福島県トップブランド米「福、笑い」飲食店タイアップフェア 期間限定で開催中2025年12月12日 -
冬季限定「ふんわり米粉のシュトーレンパウンド」など販売開始 come×come2025年12月12日 -
宮城県酪初 ドローンを活用した暑熱対策事業を実施 デザミス2025年12月12日 -
なら近大農法で栽培「コープの農場のいちご」販売開始 ならコープ2025年12月12日


































