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家庭内需要増加も需給予断許さず-Jミルク2020年4月17日

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 Jミルクは4月16日、需給短信を公表した。家庭内需要の増加で堅調に推移しているが、今後の生乳の需給調整は予断を許さない状況が続くとしている。

 4月6日からの週の販売個数は前年同期比で牛乳116.5%、成分調整牛乳108.8%、加工乳105.5%、乳飲料109.1%と牛乳類では114.4%と前年を大きく上回って推移している。

 引き続き在宅勤務や外出自粛、臨時休校の影響によって家庭内需要が増加し堅調に推移している。

 ヨーグルト類はドリンクタイプ(100~250ml)同120%以上、個食タイプ(70~130ml)同105%以上、大容量タイプ(350~500ml)同110%以上と機能性ヨーグルトを中心に免疫力アップに対する期待などでドリンクタイプを中心に堅調に推移している。

 ただ、緊急事態宣言が出されるなか、外食産業の休業や営業時間の短縮で業務用需要はさらに減少し、当面はこの状況が続くとJミルクは見込んでいる。家庭内需要が堅調に推移しているとはいえ、業務用需要の減少をカバーすることは困難な状況だという。

 こうしたなか、北海道の生乳生産量が6月のピークに向けて増加していくタイミングとも重なり、全体の生乳需給はさらに緩和傾向が強まっている。需給調整は予断を許さない状況で、Jミルクは業界全体で一致協力した対応を図っていく必要があるとしている。

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