牛乳乳製品 「緊急事態宣言」の影響懸念-Jミルク2021年7月9日
Jミルクが7月8日に公表した需給短信は12日に4度目の緊急事態宣言が東京都に発令されることが決まったことを受けて「業務用を中心に今後の消費動向への影響が懸念される」とし、引き続き需要拡大の取り組み継続と強化が重要としている。
6月28日の週は、牛乳類全体で販売個数は前年同期比で94.7%となった。内訳は牛乳96.0%、成分調整牛乳95.4%、加工乳91.5%、乳飲料は88.1%となっている。
販売単価は牛乳189.3円、成分調整牛乳173.0円、加工乳186.8円、乳飲料150.3円だった。
前週から大きな変動はなく同程度の販売個数で推移しているという。ヨーグルト類は微減となっているが、家庭内バターは同程度で推移している。
全国で新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいるが、東京都では4度目となる緊急事態宣言が7月12日から8月22日まで発令される。再び業務用需要を中心として影響が懸念されるなか、家庭内消費がやや減少傾向を見せていることから、引き続き需要拡大の取り組みを継続・強化していく必要がある。ただ、夏季の飲用需要が増える時期だが、Jミルクは需要動向は「不透明」との見方を示している。
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