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酪農DXを推進する新サービス「Farmnote Compass」提供開始 ファームノート2021年10月29日

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酪農DXの株式会社ファームノートは10月28日、酪農家向けに獣医師などのプロフェッショナルが酪農経営上の課題を抽出し、解決策を提示するサービス「Farmnote Compass」の提供を開始した。

同社は、次世代の生産手法や予防を中心とした生産概念「アニマルライフケア」を提唱。経済動物の快適性と経済性を両立させるには、疾病予防など獣医療を手軽に受けられることと、収益性と再現性の高い酪農経営が必須となる。

「Farmnote Compass」は、クラウド牛群管理システム「Farmnote Cloud」などから抽出した情報やデータに基づいて課題を抽出し、最適なPDCA(計画・実行・検証・行動)を回せる環境づくりを支援するサービス。疾病予防や繁殖成績向上施策などの獣医療に必要な環境づくりを低価格で構築できる。実証実験に参加した生産者の中には、1年間で平均分娩間隔が25日間短縮できたケースもあった。

「Farmnote Compass」では、主に300頭以下の生産者に対し、飼料会社や動物医薬品メーカーなど、各業界の専門家と連携し、課題把握から対策提案までをカバーするパートナー体制を新たに構築。2022年までにCompassソリューション・パートナー制度を確立し、生産者のあらゆる課題に対し総合的に解決策を提案できる体制を整える。生産者への「Farmnote Compass」の提供価格は月額5000円(初回無料)から。同社は、2024年までに2000件の生産者の利用をめざしている。

「Farmnote Compass」は、「Farmnote Cloud」および「Farmnote Color」の利用がなくても提供可能。12月末までの申し込みを対象に初回のみ無料提供する。

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