持続可能な生乳生産へ酪農支援を強化 酪農家を交えた意見交換会を初開催 明治2022年2月7日
明治は2月2日、持続可能な生乳生産への貢献を目指した、明治独自の酪農支援活動「Meiji Dairy Advisory(MDA)」を強化するため、支援する酪農家を交えた意見交換会「第1回MDAミーティング」をオンラインで開催した。
同社の「MDA」は、農場経営における人材マネジメントにフォーカスし、農場の作業改善や経営管理技術の向上を通して、酪農に関わる人の成長を支援する取り組み。明治グループのスタッフが実際に農場へ足を運ぶなかで、多くの農場で人材マネジメントに苦慮している実態を把握したことにより、2018年から「MDA」の活動を始めた。農場の作業改善や経営管理の向上など農場マネジメントを通して、酪農に関わる人の成長を支援し、全国で42戸の農場をサポートしている。
国内の酪農業は、持続可能な生乳生産が求められる一方、労働力確保や人材育成などのマネジメントに酪農家が苦慮している現状がある。「MDA」の取り組みでは、酪農経営視点では農場全体の生産性向上や優秀な人材確保、農場スタッフ視点では作業の効率化や働きがいの向上など、経営者とスタッフ双方が"やりがいを感じる"農場経営を実現することをめざしている。
「第1回MDAミーティング」は酪農家を交えた意見交換会で、同社と酪農家とのパートナーシップ強化や、好事例の共有による各酪農家の一層の生産性向上、酪農家同士のコミュニケーションの場を提供するために開催。全国から「MDA」でサポートする農場経営者や農場スタッフをはじめ、「MDA」に興味を持つ酪農関係者など社外から約60人と、明治グループの社員約110人の合計約170人が参加しました。
MDAミーティングに参加する酪農家
今回は、2つの農場での活動事例を紹介し、取組先を交えたパネルディスカッションを実施。「MDA」は、各農場の経営実態や課題に応じた支援を実施していることから、参加者は自農場以外での活動事例が新鮮だった様子で、熱心に話を聞いていた。質疑応答では、参加者から「活動を通して役員や従業員にどのような変化があったか」などの質問が相次いだ。また、新型コロナウイルスの影響でオンラインでの開催となったが、活発に意見交換が行われ、参加者からは「明日からでもすぐに自農場の改善活動の参考としたい」など、今後の農場経営での実践に意気込む声が数多く聞かれた。
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