「人間中心デザイン」で養豚業の課題解決へ 東京工業大と共同研究を開始 Eco-Pork2022年2月14日
Eco-Porkは、東京工業大学と共同研究契約を締結。共同研究では、同大学環境・社会理工学院 助教 大橋匠氏らとともに、人間中心デザインの見地から生産現場でのスマート養豚技術の普及促進要因と消費者の行動変容促進要因を明らかにする。
東京工業大学環境・社会理工学院助教の大橋氏(右)とEco-Pork取締役の鈴木健人氏
国内の養豚現場では、高齢化による離農や若者の農業離れによる担い手不足が深刻な問題となっており、スマート技術を効果的に養豚現場へ導入しながら、省力化・軽労化を図り、生産性を高めていくことが必要とされている。また、家畜の生体情報の把握・管理を行うスマート技術は、家畜の快適性に配慮した飼養や畜産物の品質担保を可能にし、安心安全な商品を提供することに繋がるとともに、生体情報に基づき限られた資源を有効に活用することで、環境負荷低減にも貢献する。
共同研究では、こうしたスマート技術を養豚現場へ普及させる上での機会と障壁を明らかにし、持続可能な未来の養豚業の実現をめざす。具体的には、(1)生産現場におけるスマート技術採用の促進/抑制要因と、(2)スマート技術を活用し生産された畜産物の消費行動促進/抑制要因を明らかにする。さらに、対象となる人々や現場のニーズを汲み上げ、ニーズに基づき問題を解決する「人間中心デザイン」の考え方に基づき、生産者にとって省力的な養豚管理手法のデザインを目指す。
Eco-Porkは、豚肉の安全・安定供給と養豚産業の環境負荷低減を実現するため、養豚業界にICTによる情報可視化ツール「Porker」の提供、IoTセンサーや体重・体調測定カメラの開発・提供など、養豚農家の作業効率改善・生産性改善・疾病対策等へ取り組んでいる。
重要な記事
最新の記事
-
【東京農業大学鼎談】実学主義の価値(2)DX戦略にも地域色拡充2024年7月17日
-
【東京農業大学鼎談】実学主義の価値(3)JAは食・農の好循環先導を2024年7月17日
-
【訃報】生活クラブ生協連の加藤好一顧問が逝去2024年7月17日
-
【人事異動】農水省(7月16日付)2024年7月17日
-
【注意報】ナシ、ブドウなどに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 三重県2024年7月17日
-
ガチャピン・ムックとコラボ「ニッポンエール」グミ発売 JA全農2024年7月17日
-
日本農業の未来をけん引する人材育成へ 宮城県加美農業高校とNTT東日本グループが連携2024年7月17日
-
【注意報】大型斑点米カメムシ類、カスミカメムシ類による斑点米発生に注意 千葉県2024年7月17日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 岩手県2024年7月17日
-
「第3回 全国桃選手権」開催 全国から45品がエントリー 日本野菜ソムリエ協会2024年7月17日
-
ハウス栽培向け環境制御システムのラインアップを拡充 クボタ2024年7月17日
-
生とうもろこしまるかじり 昭和村で農業体験開催 パルシステム群馬2024年7月17日
-
過去最大級60ブース出展「北海道新規就農フェア」8月3日に開催2024年7月17日
-
温室効果ガスを排出しないコンパクトな水素燃料電池発電システムを商品化 ヤンマーES2024年7月17日
-
さいたま市内の飲食店で「まんてん会津夏野菜フェア」開催2024年7月17日
-
AI活用畜産DX 肥育牛対象の耳標型「イヤタグセンサー」提供開始 デザミス2024年7月17日
-
「第8回高校生科学教育大賞」最優秀賞は京都府立桂高校 バイテク情報普及会2024年7月17日
-
「広島県産はっさく&レモンサワー」23日にリニューアル発売 JA全農2024年7月17日
-
「長野県産スイカフェア」開催 銀座の直営飲食店舗で18日から JA全農2024年7月17日
-
福岡JAトップ座談会「若い世代に魅力ある農業を」【食料・農業・農村/どうするのか? この国のかたち】2024年7月16日