データに基づき後継牛を提案 牛群改良にも役立つ「Farmnote Gene」提供開始2022年2月28日
酪農・畜産業界に特化したIoTソリューションの開発・提供するファームノート(北海道帯広市)は、酪農生産者向けに乳牛から遺伝子情報(ゲノム)を採取し、その解析結果をクラウドで提供するサービス「Farmnote Gene(ファームノート ジーン)」の提供を3月から始める。
分かりやすい画面と項目表示
「Farmnote Gene」は、牛の遺伝子情報を採取し、解析結果をインターネット経由で提供するクラウド型の情報提供サービス。ユーザーは、PCやタブレットから飼育する牛の特性を個体ごとに遺伝子レベルで確認できる。
同社は、国内における遺伝子情報サービスの普及拡大を見据え、ゲノム利用体験の向上と実践的活用を目的として同サービスを開発した。遺伝改良により牧場内でのパフォーマンスの高い牛を残していく点に着目し、ゲノムで提供される豊富な遺伝子情報を活用。将来の牛群設計を成功に導くために、ユーザーが直感的に分析できるよう使いやすいインタフェースを実装した。
Farmnote Geneは、ゲノム解析により牛の個体特性を比較することで、遺伝子レベルでの特性を把握することが可能。理想的な牛群の実現をデータ面から支援する。また、遺伝子情報を解析することで乳量や乳質、生産寿命、繁殖成績など牛の各個体の遺伝由来の能力を把握することが容易になる。これによりデータに基づく飼養管理、意思決定を実現し、速やかな牛群改良を可能にする。
サービスは、ユーザーの牛の遺伝子情報を提供する画面と「Webサービス(PC、タブレット向け)」と、実際に牛から検体を採取して遺伝子検査する「ゲノム検査」が基本構成される。解析結果を元にアドバイスする「定期レビュー」を提供予定。Farmnote Gene Webサービスは初年度無料。
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