耕畜連携でSDGsモデルづくり「成田ゆめ牧場」と共同プロジェクト推進 八百結び農法2022年2月28日
微生物の活性によって土を発酵させる新しい土作り「八百結び農法」を企画開発するユナイテッドスマイルズは、秋葉乳業(千葉県成田市)が運営する観光牧場「成田ゆめ牧場」と、全国での実証実験用に限定製造されている「八百結びの堆肥」の商品化と製造プラント化検証に向けたプロジェクトを推進する。
農地の総微生物量を約5か月の実証実験で約2.5~3.6倍に増加させた「八百結びの堆肥」は、独自天然バイオスティミュラント「三方結水」により、家畜糞尿を発酵活性させた天然有機堆肥。「八百結び農法」では、新しい土作りに欠かせない指標のひとつに土壌微生物の活性量を掲げており、現在プロトタイプの堆肥では1グラムあたり30億個を超える微生物が検出され、ほ場の土壌微生物活性に大きく寄与する堆肥であることが実証実験により確認されている。
一方、「成田ゆめ牧場」は、約9万坪の敷地面積を持ち、自然や動物たちとふれあえる観光牧場で、搾乳専業牧場として100年以上の歴史がある。2021年12月には最新鋭の畜産施設も導入し、今回決定したプロジェクトでは、敷地内に「八百結びの堆肥」を製造する新たな堆肥化プラントを建設する。
同プロジェクトでは、独自バイオスティミュラント「三方結水」で堆肥発酵を増進させる製法(特許出願済)を核として、培養された「八百結びの培養水」を家畜飼料に使用することで腸内微生物環境を活性化させ、有機資材となる"うんちの良質化"と臭気対策を併せて推進。さらに、それらを活用し土壌微生物を活性する"新しい土作り"を実現する高品質な発酵堆肥「八百結びの堆肥」を製造する、循環型「耕畜連携スパイラル」モデルの検証を目標としている。
重要な記事
最新の記事
-
「地域と食を守る農政が筋」 国民民主党衆院・玉木雄一郎議員に聞く(2)2024年12月25日
-
加工原料乳生産者補給金 0.23円増の11.90円/kg 黒毛和種保証基準価格 1万円引き上げ 2025年度畜産物価格2024年12月25日
-
【小松泰信・地方の眼力】輸入米で輸入するもの2024年12月25日
-
農山漁村の関係人口増加めざし官民で共創 農水省2024年12月25日
-
2月19日に国際協同組合年キックオフイベント オンライン参加を募集 全国実行委員会2024年12月25日
-
中山間地域の農業維持にスマート農業 WEBミーティングで事例紹介 全農2024年12月25日
-
生乳の需給調整 全国的な取り組み促進 補助事業とのクロスコンプライアンス導入 農水省2024年12月25日
-
輸入米「争奪戦」過熱 SBS入札で7年ぶり完売 業務用で引き合い強く小売にも2024年12月25日
-
1位の北海道 前年比4.3%増の1兆3478億円 23年の都道府県別農業産出額 農水省2024年12月25日
-
農業総産出額 5.5%増加 9兆4991億円 農水省2024年12月25日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月25日
-
第12回「食品産業もったいない大賞」AIとビッグデータ活用の食品ロス削減に農水大臣賞2024年12月25日
-
2月4日に新春の集い 袴田ひで子さん、むすびえ・湯浅誠理事長、伊那食品工業・塚越寛最高顧問が講演2024年12月25日
-
ふるさと納税サイトで「見える化」特集ページ「みえるらべる」全国へ拡大 農水省2024年12月25日
-
「農山漁村」経済・生活環境創生プロジェクト始動 農水省2024年12月25日
-
「JAヨリアイin東京2024」 「対話する協同組合が生み出すもの」を考える2024年12月25日
-
農薬出荷数量は3.3%減、農薬出荷金額は3.0%増 2024年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2024年12月25日
-
【人事異動】東邦化学工業(2025年1月1日付)2024年12月25日
-
農・食の魅力を伝える「JAインスタコンテスト」グランプリは「JAふくしま未来とJA幕別町2024年12月25日
-
「NHK歳末たすけあい」へ寄付 JA全農2024年12月25日