酪農のふん尿処理システム「MOラグーンfor Dairy」2023年春に導入へ 森永乳業2022年5月13日
森永乳業は、生乳生産に伴う環境負荷の低減と生乳生産基盤の強化を目指し、"畜産バイオマス発電施設"と"排水処理施設"を兼ね備えた酪農・畜産におけるふん尿処理システム「MO-ラグーンfor Dairy」を、森永酪農販売が運営する那須岳麓農場に導入する。
「MO-ラグーンfor Dairy」は、バイオガスプラントと森永乳業グループの独自技術である"微生物の力で排水を分解処理する「MO-ラグーン」"を組み合わせたシステム。「MO-ラグーン」を酪農・畜産におけるふん尿の浄化に応用し、浄化後に放流する。また、バイオガスプラントを組み合わせた「MO-ラグーン for Dairy」を導入することで、牧場で排出されるメタンの排出量を最大30%と大幅削減を目指す。
「MO-ラグーン for Dairy」によるふん尿処理
さらに、「MO-ラグーンfor Dairy」によって那須岳麓農場ではほ場に散布するたい肥の量を現状の約75%削減を目指している。たい肥の散布量を大幅に削減できれば、散布の人手やほ場確保など酪農家が抱える課題解決に役立つと考えられる。
那須岳麓農場の現状のふん尿処理
森永乳業はこれらの実証研究施設として「MO-ラグーンfor Dairy」を森永酪農販売の那須岳麓農場に導入。効果検証にもとづく成果を活用し、将来的には、システムそのものを全国の酪農家へ販売することで、酪農家が直面するふん尿処理課題と環境負荷の低減につなげる。
重要な記事
最新の記事
-
「地域と食を守る農政が筋」 国民民主党衆院・玉木雄一郎議員に聞く(2)2024年12月25日
-
加工原料乳生産者補給金 0.23円増の11.90円/kg 黒毛和種保証基準価格 1万円引き上げ 2025年度畜産物価格2024年12月25日
-
【小松泰信・地方の眼力】輸入米で輸入するもの2024年12月25日
-
2月19日に国際協同組合年キックオフイベント オンライン参加を募集 全国実行委員会2024年12月25日
-
中山間地域の農業維持にスマート農業 WEBミーティングで事例紹介 全農2024年12月25日
-
生乳の需給調整 全国的な取り組み促進 補助事業とのクロスコンプライアンス導入 農水省2024年12月25日
-
輸入米「争奪戦」過熱 SBS入札で7年ぶり完売 業務用で引き合い強く小売にも2024年12月25日
-
1位の北海道 前年比4.3%増の1兆3478億円 23年の都道府県別農業産出額 農水省2024年12月25日
-
農業総産出額 5.5%増加 9兆4991億円 農水省2024年12月25日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月25日
-
第12回「食品産業もったいない大賞」AIとビッグデータ活用の食品ロス削減に農水大臣賞2024年12月25日
-
2月4日に新春の集い 袴田ひで子さん、むすびえ・湯浅誠理事長、伊那食品工業・塚越寛最高顧問が講演2024年12月25日
-
ふるさと納税サイトで「見える化」特集ページ「みえるらべる」全国へ拡大 農水省2024年12月25日
-
「農山漁村」経済・生活環境創生プロジェクト始動 農水省2024年12月25日
-
「JAヨリアイin東京2024」 「対話する協同組合が生み出すもの」を考える2024年12月25日
-
【人事異動】東邦化学工業(2025年1月1日付)2024年12月25日
-
農・食の魅力を伝える「JAインスタコンテスト」グランプリは「JAふくしま未来とJA幕別町2024年12月25日
-
「NHK歳末たすけあい」へ寄付 JA全農2024年12月25日
-
【役員人事】ヤマハ発動機(2025年3月下旬)2024年12月25日
-
【役員人事】フタバ産業(2025年1月1日付)2024年12月25日