沖縄で自然放牧"ジャージー牛乳で美味しい乳製品を作りたい"CF実施中2022年10月5日
沖縄県名護市で酪農・養蜂・畑作を行う農業生産法人の稲穂産業は、自然放牧のジャージー牛乳から乳製品を製造するプロジェクト「自然放牧のジャージー牛乳で美味しい乳製品を作りたい!」をクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で実施中。10月31日まで支援を募っている。
同社は名護市天仁屋の山奥にある165ヘクタールの大農場で10頭のジャージー種の乳牛を、全国的にも稀な牛舎の無い自然放牧で飼養している。健康に育つ牛からの本当においしい牛乳を使った乳製品を届けるため、クラウドファンディングのプロジェクトを始めた。
ジャージー牛は、イギリスのジャージー島原産でかつて、うっすら黄色みを帯びていることから「ゴールデンミルク」とも呼ばれ、乳脂肪分の高さから「世界一濃い牛乳」といわれる。同農場で牛に与える餌は、沖縄の温暖な気候を活かした青草と、おやつとしてオリオンビール工場から出るビール粕発酵サイレージのみ。輸入飼料に頼らず、通年放牧をすることで採草や堆肥散布などに必要な大型機械投資、牛舎建築費用などを必要としない「低コスト酪農」に取り組んでいる。
同農場ではこの飼育法が、餌代など費用高騰で窮地に立たされている日本の酪農界において、100年先も残る持続可能な酪農のあり方であると自負している。
自然放牧で育てられた牛が生み出すグラスフェッドミルクは、一般のミルクと比べβカロテンやオメガ3脂肪酸を多く含むなど、風味のよさだけでなく栄養価が高いことも知られている。同プロジェクトのリターンは、5000円の「ジャージー牛乳カップアイスクリーム」(6個入り)から。
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