「ハム・ソーセージ国際食品品質コンテスト」18製品で金メダル受賞 サイボク2022年12月13日
豚の育種から精肉、ハム・ウインナーの製造・販売まで完全一貫体制で手がけるサイボク(埼玉県日高市)は、DFV(ドイツ食肉連合会)が主催するハム・ソーセージ国際食品品質コンテストに、自社ブランド豚肉を原料にした20製品を出品し、18製品で「金メダル」を受賞した。
8月30日~9月1日に開かれた同コンテストは日本での開催が2回目。全国の92社から572品のハム・ソーセージ製品が出品され、同社はハムとソーセージの2部門で「最優秀賞杯」、総合部門で「チャンピオン杯」を受賞した。
DFVは3年に1度、ドイツのフランクフルトで開かれる世界最大の「IFFA 食肉産業機械国際見本市」の中で、60年前から併設されてきた「ハム・ソーセージ国際食品品質コンテスト」。厳格な審査で知られるが、近年は、「豚熱」や「アフリカ豚熱」の拡大を受け、防疫上の観点からアジアからの出品受付けは停止に。その代替措置として、DFVによるコンテストが2019年から日本で開催され、今回は2回目となる。
ドイツ・マイスターが審査員として来日し審査が行われ、ハム・ソーセージなどの加工品について、1アイテムごとに「品質、色、外見、食味、香り、配合」など100を超える基準のもと厳正に審査が行なわれ、金、銀、銅賞が選ばれた。
今大会の受賞結果を受け、1997年から欧州国際食品品質コンテストに挑戦しているサイボク製品の累計メダル受賞数は、金メダル1063個、銀メダル351個、銅メダル127個で総受賞数1541個となった。
同社製造部の岡本佳範課長は「自社牧場産ゴールデンポーク・スーパーゴールデンポークの良さを最大限に生かし、受け継いだ技術を磨きながら造り上げた製品が高い評価を戴けたことは、私たちの大きな励みになる。"やっぱりサイボクは美味しい"と喜んでいただけることが、私たちの本当の金メダル」とコメント。また、カッター担当の池上和一さんは「ソーセージの生地造りは、原料の状態やその日の温度・湿度等の微妙な変化に合わせた作業が求められる。とても難しい仕事だけに、今回伝統あるコンテストで評価されたことを何より嬉しく思う。これからも皆様に美味しいと感じていただける製品を提供できるよう努めて参ります」と話した。
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