年度末に向け継続的な需要拡大策を Jミルク2023年1月23日
Jミルクは1月19日に直近の需給動向を公表した。
1月9日からの週の牛乳類の家庭内消費は正月3が日が明けたことによって購買機会が増えたことから1月2日の週より各品目とも販売個数が増加し、対前年比減少率が縮小した。
前年同期比の販売個数は、牛乳93.6%、成分調整牛乳88.6%、加工乳96.0%、乳飲料102.3%となり、牛乳類トータルでは94.5%となった。前週の前年比は89.3%だったため減少率は縮小している。
しかし、販売個数はコロナ禍以前の水準を下回っており、Jミルクは今後の消費動向を注視する必要があるとしている。
ヨーグルト類の販売個数は、牛乳類と同様に前週よりも販売個数が増加した。とくにドリンクタイプは今年度最大の販売個数となり、14週連続で前年を上回っている。
Jミルクは、年末年始は生産者が生産抑制に取り組み、酪農乳業関係者が消費拡大に取り組むとともに、業界外を巻き込んだ需要拡大対策を実施したことで生乳廃棄に至ることなく乗り越えられたとしている。
ただ、今後は年度末からゴールデンウィークにかけての需給緩和期を迎えるため、飲用需要を中心に継続的な消費拡大を実行することが重要になると呼びかけている。
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