「エコフィード」有効利用 畜産農家と食品関連事業者のマッチングプラットフォーム実証実験 NTT東日本2023年5月15日
NTT東日本神奈川事業部と神奈川県は、エコフィードの有効利用推進に向けて、畜産農家と食品関連事業者をマッチングするプラットフォームの実証実験を開始した。
近年の物価や飼料価格の高騰から神奈川県では、地域の食品循環資源を飼料として活用を進め、畜産業の持続可能な生産体制の構築と輸入飼料の依存からの転換をめざしている。
地域循環型社会の実現をめざすNTT東日本は、このほど、食品残さの有効利用(リサイクル)を推進するため、食品関連事業者から排出される、飼料として利用可能な未利用の食品残さ(エコフィード)を、畜産農家が安価で安定的に入手できるしくみ作りの実現に向けて、神奈川県と連携。地域の畜産農家である有限会社臼井農産(厚木市)と食品関連事業者の協力を得て、マッチングプラットフォームの実証実験を始める。
実証期間は4月26日~6月下旬を予定。協力事業者は随時募集・追加し、4農家、食品関連事業者15社程度まで拡大を想定。取り組みとしては、食品関連事業者が食品残さ情報を登録、利用可能な畜産農家が閲覧・予約が可能なプラットフォームを構築し、マッチング・受け取りまでを管理・運用する。
取り組みイメージ
検証項目は、マッチングに適した情報掲載内容、利用者目線での操作性などシステム検証と、登録された食品残さの利用度合い、畜産農家が必要とする食品残渣の登録度合い等を図るマッチング検証を行う。
同社はこれらの検証を踏まえ、神奈川県と連携し、食品残さ(エコフィード)を有効利用する仕組みを構築・運用・利用推進し、畜産農家の事業運営環境の改善を図る。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日