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十勝工場にメタン発酵ハイブリッド処理設備を導入 明治2023年5月18日

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明治は、チーズ生産時に発生するホエイ(乳清)残さ廃棄物削減のため、ホエイ残さをメタン発酵し排水処理する設備を十勝工場に導入する。6月に着工し、2024年4月に稼働を予定。同設備の導入により十勝工場における年間産業廃棄物量の54%の削減とCO2排出量の5.9%の削減を見込んでいる。

同設備は、チーズ生産時の副産物であるホエイからホエイプロテインパウダーを製造する際に発生するパーミエイト(膜ろ過透過液)をメタン発酵処理する設備。メタン発酵と既設好気処理の並列ハイブリッド仕様の設備とすることで、発生するメタンバイオガスを工場内のエネルギーとして利用できるほか、既設の排水処理設備の電力量の低減が可能となる。

メタン発酵と既設好気処理の並列ハイブリッド仕様の設備は同社で初めての導入となり、ビールおよび飲料工場で多くの導入実績がある栗田工業株式会社の装置を採用した。同設備導入のための投資額は約9.4億円。

明治グループは、限りある地球資源を有効活用し循環型社会を実現するため、廃棄物の発生抑制や環境負荷低減によるCO2排出量削減を推進。国内の食品事業における製品廃棄量を、2025年度までに2016年度比で50%削減することを目標に掲げている。

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