佐賀県の豚熱 患畜確定 2例目疑い事例も 農水省・佐賀県2023年8月31日
農林水産省は8月30日、佐賀県唐津市の養豚場で国内88例目となる豚熱の患畜が確認されたと発表した。また、同日、発生農場から半径3キロ以内の移動制限区域にある農場で疑い事例の2例目が発生した。
農場では約450頭を飼養。29日に死亡豚が増加しているとの通報を受けて、遺伝子検査を実施したところ陽性が確認され、30日に国の動物衛生研究部門の検査で患畜と確定された。
佐賀県は30日夜に殺処分を開始した。
また、発生農場から半径3km圏内を移動制限区域とし、半径3km~10km圏内を搬出制限区域と設定した。
2018年9月に岐阜県で発生した豚熱が九州で発生したのは初めて。
なお、30日には移動制限区域内の農場で子豚の死亡が増えているとの通報を受けて県が遺伝子検査をしたところ陽性となり、31日に検体を東京都小平市の国の動物衛生研究部門で確定検査を実施している。
疑い事例2例目の農場は1万頭を飼養している。豚熱と確定すれば殺処分など防疫措置を実施する。
農林水産省は感染経路の究明のため国の疫学調査チームを派遣した。
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