国際チーズコンテスト「WCCC2024」北海道「長万部ラクレット」がTOP20に2024年3月12日
NPO法人チーズプロフェッショナル協会は、3月5日~7日に行われた国際チーズコンテスト「World Championship Cheese Contest 2024」(WCCC2024)に出品された28工房の国産ナチュラルチーズ34品のうち、川瀬チーズ工房(北海道・長万部町)の「長万部ラクレット」が世界TOP20に選出されたことを発表。また、前回大会を上回る6品がメダルを獲得するなど、好成績を収めた。
金メダルを獲得し、TOP20 に選ばれた「長万部ラクレット」
WCCC2024の審査会場
WCCC2024は、アメリカの酪農地帯であるウィスコンシン州のマディソンで、1957年から隔年で行われている国際的なチーズコンテスト。今大会では世界25か国から3302品が出品され、日本からは34品のチーズが挑戦した。
同大会へ日本のチーズを出品するにあたり、国の支援を得て国産ナチュラルチーズブランド化推進委員会を設置。チームJAPANで出品に臨んだ結果、長万部ラクレットのTOP20を始め、金メダル3、銀メダル2、銅メダル1の合計6つのメダルを獲得した。この結果は、前回の2022年大会における金3、銀1を大きく上回る躍進となった。
金メダルを獲得し、さらに世界TOP20に選出された「長万部ラクレット」は、牧場の新鮮なホルスタイン種とブラウンスイス種の原料乳で生産。良質な土や草で、健康な乳牛を飼養することを心がけ、成分無調整の生乳を使い、2か月以上熟成させている。このほか、金メダルは「プチ・カチョカヴァロ」(葛巻町畜産開発公社・くずまき高原牧場/岩手県)と「加藤牧場濃厚カマンベール」(加藤牧場バッフィ/埼玉県)が獲得した。
この取り組みは、国産チーズ関係4団体(チーズ普及協議会、中央酪農会議、日本チーズ協会、チーズプロフェッショナル協会)が連携し、チームJAPAN(国産ナチュラルチーズブランド化推進委員会)として海外チーズコンテストへの出品事業を推進している。出品チーズは、直近に行われた国内チーズコンテスト2大会(Japan Cheese AwardsとALL JAPAN ナチュラルチーズ コンテスト)の上位入賞者の中から募集した。
金メダルを獲得し、TOP20 に選ばれた「長万部ラクレット」
◎WCCC 受賞チーズ6品
<金メダル>3品
・長万部ラクレット(川瀬チーズ工房/北海道)
・プチ・カチョカヴァロ(葛巻町畜産開発公社・くずまき高原牧場/岩手県)
・加藤牧場濃厚カマンベール(加藤牧場バッフィ/埼玉県)
<銀メダル>2品
・ブリーズ・ドゥ・メール カマンベール250g(タカナシ乳業/神奈川県)
・雪子(チーズ工房乳ぃーずの物語。/広島県)
<銅メダル>1品
・さけるミルク たまり醤油(高秀牧場チーズ工房/千葉県)
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