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実証成果とりまとめ「スマート放牧導入マニュアル2024年版」公開 農研機構2024年4月1日

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農研機構を中心とする研究グループ西日本スマート放牧コンソーシアムは3月29日、スマート放牧に関する実証成果をとりまとめた冊子『スマート放牧導入マニュアル~ 荒廃農地の再生による環境保全と生産性向上~<2024年版>』を農研機構のウェブサイトで公開した。

スマート放牧.jpg人口減・労働力不足が進行する中、放牧は農地保全と省力的な家畜生産を両立する飼養方法。特に中山間地域では、就農人口の減少を背景とする荒廃農地拡大が続き、放牧は荒廃農地の再生にも大変有効な手段といえる。しかし、放牧の実施には牛の餌となる牧草の確保や放牧牛の確認の省力化など複数の課題があった。同冊子では、これらの課題を解決するスマート技術や導入費用算出法等を紹介している。

冊子では、荒廃農地の再生技術、放牧期間の延長技術、鶏ふんを効率的に散布する技術、放牧牛の位置を看視する技術、電気牧柵の電圧を監視する技術に加え、複数の技術の導入を一定額以下に抑える考え方等も紹介。写真やイラストを用いて分かりやすく解説している。

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