持続可能なグラスフェッド酪農 業界関係者向けのセミナー実施 ボード・ビア2024年5月28日
アイルランド政府食糧庁(ボード・ビア)は5月21日、業界関係者向けのセミナーを東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで開催。アイルランドが誇る持続可能で革新的な酪農セクターについて、日本とってのメリットなどを紹介した。
ボード・ビア日本マーケット・エグゼクティブのエミリー・マホン氏
同セミナーは、ボード・ビア日本マーケット・エグゼクティブのエミリー・マホン氏による挨拶に始まり、日本マーケット・マネージャーのジョー・ムーア氏が、持続可能なグラスフェッド生産体制をとる、アイルランドの酪農・乳業に関する傾向と欧州市場や貿易のトレンドを報告。さらに、アイルランド政府が実施する、国内の食品・飲料業界全体を対象とした国家プログラム「オリジン・グリーン」について詳細を説明した。
続いて、調査会社GIRAマーケットアナリストの西出香氏が「日本の酪農分野に影響を与える世界のトレンド」と題してプレゼンテーション。世界の乳製品市場の動きについて、需要と供給の両面から洞察を示し、アイルランドの輸出主導型酪農・乳業分野と世界クラスを誇るチーズやバターといった乳製品が、変化する日本の輸入要件と整合することを強調した。
セミナーの最後には、ヨーロピアン乳製品 from アイルランド・プログラムの一環として、4月に実施されたボード・ビア主催の現地視察の体験談を報告。現地視察には計17社の代表が参加し、ツアー中は酪農経営視察、現地酪農・乳業業界専門家との交流、持続可能な酪農経営、製品の品質、酪農業界の課題と可能性について包括的な見識を深めた。現地視察を通じて、ヨーロピアン乳製品 from アイルランドの堅固な現状と、日本市場での課題への対応と機会の活用の潜在力を示した。
セミナー最後には、ネットワーキング・レセプションも開催。参加者はヨーロピアン乳製品 from アイルランドのチーズを使ったメニューを味わった。レセプションでは、ヨーロピアン乳製品 fromアイルランドの味と品質が紹介。また、日本の乳業関係者とアイルランドの乳業専門家との貴重な交流の場になった。
セミナーのようす
重要な記事
最新の記事
-
【第45回農協人文化賞】人との出会いに感謝 福島県・会津よつば農協組合長 原喜代志氏2024年8月14日
-
【第45回農協人文化賞】努力する人は希望を語る 共済事業部門 鳥取県・JA鳥取西部前代表理事専務 植田秋博氏2024年8月14日
-
【第45回農協人文化賞】「なくてはならない」組織に 経済事業部門 JA岡山会長 宮武博氏2024年8月13日
-
【第45回農協人文化賞】全ては組合員のために 経済事業部門・JA全農ぐんま 前副会長 大澤孝志氏2024年8月13日
-
関東早場米も店頭5㌔2500円以上が売価に【熊野孝文・米マーケット情報】2024年8月13日
-
【第45回農協人文化賞】きのこが健康けん引確信 営農経済部門・日本きのこマイスター協会理事長 前澤憲雄氏(長野県)2024年8月10日
-
【第45回農協人文化賞】土づくりへのこだわり 営農経済部門 秋田県・JA秋田しんせい前常務 高橋徹氏2024年8月10日
-
シンとんぼ(105) -みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(15)-2024年8月10日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(22)【防除学習帖】 第261回2024年8月10日
-
土壌診断の基礎知識(31)【今さら聞けない営農情報】第261回2024年8月10日
-
【第45回農協人文化賞】「小さな協同」の実践を目指して 一般文化部門 長野・JA松本ハイランド組合長 田中均氏2024年8月9日
-
【第45回農協人文化賞】「草の根運動」とともに 一般文化部門・JA広島中央会元専務 坂本和博氏2024年8月9日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 香川県2024年8月9日
-
【注意報】果樹カメムシ類急増で被害多発のおそれ 滋賀県2024年8月9日
-
【注意報】ミニトマト、トマトにトマト黄化葉巻病 県中部で多発のおそれ 和歌山県2024年8月9日
-
【注意報】ネギ、ブロッコリー、ダイズにシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年8月9日
-
(396)首都の場所:赤道ギニア共和国【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年8月9日
-
【'24新組合長に聞く】JA碓氷安中(群馬県)戸塚勉組合長 野菜のブランド産地へ (5/31就任)2024年8月9日
-
米の品種や食味などを分析 米品質診断パッケージ、キャンペーンを実施中 サタケ2024年8月9日
-
北海道産赤肉メロンのパフェとかき氷 期間限定で登場 銀座コージーコーナー2024年8月9日