酪農戸数5.6%減 離農進む 畜産統計2月1日現在2024年7月12日
農林水産省は7月9日、2月1日現在の畜産統計を公表した。
乳用牛の飼養戸数は1万1900戸で前年に比べ700戸減少した。減少率は5.6%だった。戸数は毎年3~4%減で推移していたが、昨年は5.3%減となり今年はさらに減少率が上がった。
飼養頭数は131万3000頭で前年に比べ4万3000頭(3.2%)減少した。飼養頭数はすべての地域で減少した。この結果、1戸当たりの飼養頭数は110.3頭で前年に比べ2.7頭(2.5%)増加した。
このうち経産牛は82万6200頭で前年に比べ1万400頭(1.2%)減少した。未経産牛は48万6400頭で前年に比べ3万2700頭(6.3%)減少した。
地域別の割合は北海道が飼養戸数で43.4%、飼養頭数で62.6%となっている。
規模別の構成比は「200頭以上」の階層が飼養戸数で5.8%、飼養頭数では31.4%を占めている。
肉用牛の飼養戸数は3万6500戸で前年に比べ2100戸(5.4%)減少した。飼養頭数は267万2000頭で前年に比べ1万5000頭(0.6%)減少した。この結果、1戸当たりの飼養頭数は73.2頭で前年に比べ3.6頭(5.2%)増加した。
豚は飼養戸数3130戸で前年に比べ240戸(7.1%)減少した。飼養頭数は879万8000頭で前年に比べ15万8000頭(1.8%)減少した。この結果、1戸当たりの飼養頭数は2810.9頭で前年に比べ153.3頭(5.8%)増加した。
採卵鶏は飼養戸数1640戸で前年に比べ50戸(3.0%)減少した。6か月齢以上の成鶏めすの飼養羽数は1億2972万9000羽で前年に比べ115万羽(0.9%)増加した。この結果、1戸当たりの成鶏めす飼養羽数は7万9100羽で前年に比べ3000羽(3.9%)増加した。
ブロイラーは飼養戸数2050戸で前年に比べ50戸(2.4%)減少した。飼養羽数は1億4485万9000羽で前年に比べ339万6000羽(2.4%)増加した。この結果、1戸当たりの飼養羽数は7万700羽で前年に比べ3300羽(4.9%)増加した。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日