AI活用畜産DX 肥育牛対象の耳標型「イヤタグセンサー」提供開始 デザミス2024年7月17日
畜産DXのデザミスは、主力サービスで牛の行動モニタリングシステム「U-motion」において、耳標(個体識別番号が記載された標識)のように耳に装着するタイプのセンサー「イヤタグセンサー」を提供開始。センサータイプは既存の「ネックタグセンサー」とこの「イヤタグセンサー」の2種類となり、営農形態や飼養環境に合わせて適切なセンサータイプを提案する。
畜産DXソリューションの「U-motion(ユーモーション)」は、牛に取り付けたセンサーで、牛の行動を24時間365日モニタリング。AIで分析することで、疾病傾向、発情兆候、分娩兆候、起立困難などの異常を検知して知らせる。牛の行動を以下の6種類に分類し、それぞれの行動量や行動時間の変化を分析できる。
「U-motion」は、北海道から沖縄まで全国各地の農家に利用され、7月現在、累計販売台数20万台を突破。47万頭牛の飼養データが蓄積され、子牛から成牛まで幅広く利用できる。センサーでの行動観察に加え、ソフトウェアに牛の個体情報や治療履歴、繁殖管理の履歴などを入力すると、より高度な分析ができる。
牛の観察が難しい夜間や、牧場を離れている間の行動も、「U-motion」が記録し、疾病や発情、起立困難などの重要な兆候や状態の見逃しの防止をサポート。これにより、牛の死亡率低減や、効率的な繁殖の実現、ひいては農家の経営改善に貢献する。
導入費用についてはセンサータイプでの違いはなく、牛舎環境や飼養頭数等の条件により金額が変わる。見積もりは同社ホームページの「お問い合わせフォーム」から連絡を。
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