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雪印メグミルク 大樹工場で酪農家由来バイオメタンガスの活用開始2024年11月15日

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雪印メグミルクは地産地消の循環型モデルケースとして、北海道の大樹町内の酪農家から産出されたバイオメタンガスの活用を、大樹工場(北海道)で12月末から開始する。

大樹工場における資源循環の取り組み

大樹工場における資源循環の取り組み

大樹工場では、ホエイから有用成分を回収した残さをメタン発酵させ、バイオガスとして活用する取組みを進めている。このほど、酪農家でふん尿処理時に発生したバイオメタンガスと当工場のバイオガスを混合させ、メタンガスボイラの燃料として利用することに成功した。2種類のバイオマス燃料を同時に使用するのは国内で初めての試みとなる。

大樹町は、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣。町内の酪農家から産出されたバイオメタンガスを気体のまま有効活用することで、ゼロカーボンシティ実現へ貢献できる。近距離移動であるためCO2排出も少なく、地産地消の循環型モデルケースといえる。

なお、バイオメタンガスは、エア・ウォーター(大阪市中央区)が北海道十勝地方において、製造から輸送、供給に至るサプライチェーンを構築しており、専用のガス吸蔵容器で同工場へ輸送する。

ガス収蔵容器イメージ

ガス収蔵容器イメージ

雪印メグミルクは、TNFDの採択者として8月に初期的開示を実施。今回の取組みは、地域社会との共生を図り、持続可能な酪農生産を支援する新たな試みとなる。

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