つくば市の農福連携「ごきげんファーム」平飼い卵のパッケージをリニューアル発売2025年4月18日
NPO法人ユアフィールドつくば(茨城県つくば市)は、運営する就労継続支援B型事業所「ごきげんファーム」上郷事業所で生産している平飼い卵のパッケージデザインを4月から全面リニューアル。新パッケージには、イラストレーターの福田利之氏が、このプロジェクトのために描いたオリジナルデザインを用い、人と鶏が共に生きる「ごきげんファーム」の世界観を表現している。
リニューアルした平飼い卵のパッケージ
ユアフィールドつくばは、就労継続支援B型事業所「ごきげんファーム」で有機栽培の野菜と稲作、竹細工作りなど様々な農福連携事業を展開。中でも上郷事業所における養鶏事業は現在、養鶏部門では約20人の障害のあるスタッフが働いており、餌やり、卵の回収、洗卵、パッケージング、出荷作業など、様々な工程で活躍している。作業は一人ひとりの特性に合わせて分担され、チームワークを活かした効率的な運営を実現。多くの人が手をかけて鶏を育てることは、人にとっての癒しだけではなく、鶏にとってもメリットとなり、ストレスを軽減させた環境でのいい卵作りににつながっている。
養鶏場では、障害のあるスタッフが活躍
卵パッケージのデザインリニューアルでは、障害のあるスタッフと一緒に運営する養鶏場という同ファームの特徴を視覚的に伝えることを重視。スピッツのCDジャケットなどを手がけてきた福田氏の温かみのあるイラストは、生産者たちと鶏が寄り添い、共に生きる姿を優しいタッチで描き出している。
福田氏は新パッケージのコンセプトについて「生産者の皆さんとニワトリが一緒になって、手間暇かけて作ったごきげんファームの美味しい卵、パッケージの絵はそんな世界観を感じてもらえるように、お互いが寄り添うイメージを表現しました」とコメントしている。
ごきげんファームの卵は、つくば市内の一般家庭向けにごきげんファームの有機野菜と野菜をセットにして宅配するほか、つくば市役所内のアンテナショップ「融点」やその他直売所などでも販売されている。卵は10個入り(500円)と6個入り(300円)の2種類。価格は税込。
<つくば市の主な販売先>
・お米と暮らし(茨城県つくばみらい市陽光台3丁目5-8)
・四季の郷(茨城県つくば市上郷1213-3)
・つくばの良い品(茨城県つくば市吾妻8-2-128 TXつくば駅構内)
・JAつくば市桜農産物直売所(茨城県つくば市古来1608)
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