協同組合に誇り持ち参加を アリエル・グアルコICA会長【組合員調査最終集計】2020年7月29日
アリエル・グアルコICA会長のメッセージ
組合員の方々へのアンケート調査の結果について、お祝い申し上げます。
また、組合員一人ひとりの声に耳を傾け、組合員の声を聞くために多大な努力をされたことにも、心から敬意を表したいと思います。
何百万人もの組合員がこの調査に協力され、彼らはJAが農業分野だけでなく、信用や共済など他の分野においても活動することを支持しています。
SDGs(持続可能な開発目標)の枠組みの中で、農家に経済的、社会的、環境的な持続可能性が求められるなか、農家はそれに応じて営農形態を適応させていかなければなりません。
農家が、営農、信用、共済の相乗効果を発揮できるような協同組合組織と密接に結びつくことは、日本にとって極めて重要です。
協同組合組織が自律的に行動を決定できるようになるためには、組合員一人ひとりの声が不可欠です。
今日、人類が直面している課題は地球規模のものですが、その答えはそれぞれの地域において導かれなければなりません。
協同組合が私たちの社会に提供できるもっとも重要なことは、アクティブメンバーシップに基づき、組合員が自分たちの協同組合に誇りを持ち、皆で参加し、それぞれの地域が必要とする解決策のために努力することを惜しまない、というそのことです。
だからこそ、JAグループがすすめる対話は重要です。それによって、JAグループの方針は、組合員全員のビジョンをくみ上げ、そうしたビジョンを日本の農業が直面する課題に対応するための大きな力としていくことができるのです。
JAグループが5年前に始めたこの自己改革の取り組みは、390 万人もの組合員から回答を得たこの壮大なアンケート調査にも表れているように、今日、地域社会のために取り組み続けていることへの組合員の支持を得ています。
このアンケート調査が、皆さんが長年続けてこられたように、農業協同組合を発展させ、成長させていくことを願っています。
遠いところから、力強い協同の意を表します。
2020年7月
ICA会長 アリエル・グアルコ
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