Z-GISの機能拡大・バージョンアップ情報! ザルビオとの連携強化など2023年2月20日
営農管理システム「Z-GIS」に、2022年度に実装された3つの機能を紹介する。①ザルビオフィールドマネージャーとの連携強化、②ZLINK機能の搭載、③ドローン画像の取り込み、の3点である。これらの機能を活用すれば、よりデータを使った農業に取り組むことができる。
①ザルビオとの連携強化
Z-GISは、栽培管理支援システム「ザルビオRフィールドマネージャー」とシステム連携を実現しており、スムーズなデータのやり取りが可能である。2022年度は水稲関係のデータ連携に加え、大豆に関するデータについても同期可能となった。また、ザルビオが予測する生育ステージの予測日、病害リスク、入力した作業登録内容(タスク情報)をザルビオから取得できるようになった。Z-GISとザルビオのシステム連携の幅が広がり、データ連携した情報をZ-GIS上で俯瞰的に表示でき、必要な情報をいち早くZ-GIS上で確認できる。
Z-GISとザルビオのシステム連携:ザルビオで取得した情報を色分けしてZ-GISで表示できる
②ZLINK機能の搭載
ZLINKとは、Z-GISクラウドに保管した様々なデータ(PowerPoint、Word、Excel、PDF、写真など)にZ-GIS画面からハイパーリンクを設定することで、ワンクリックでハイパーリンク先のデータを開くことができる機能である。これにより、他のユーザーもリンク先の資料を閲覧できるため、ますます情報共有が効率化できるようになった。例えば、GAPでZ-GISを使用する場合などにおいて、参照するデータが膨大となるケースがある。ZLINKを活用すれば、必要なデータを別添として準備する手間を省けるのでお手軽である。
ZLINK機能:Z-GISクラウドに保存した様々なデータを参照するハイパーリンクを作成できる
③ドローン画像の取り込み
従来の機能として人工衛星リモートセンシングによる作物診断サービス「天晴れ」の衛星画像をZ-GISへ取り込む機能があった。2022年のバージョンアップでは、ドローン画像も同様の形式で取り込めるように機能拡張を行った。
ドローン画像の取り込みイメージ
詳細は、Z-GISのホームページに操作マニュアルが掲載されている。
https://z-gis.net/99/usage/zgismanual.html#manual-202104
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