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「常にチャンスを見つける心構えを」村上副会長 JA全青協リーダー研修2013年1月11日

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 JA全青協とJA全中は1月10、11日の両日、東京・大手町のJAビルで平成24年度JA青年組織リーダー研修会を開催。全国のJA青年組織から56人が参加した。

 この研修は、現在または将来的に青年部活動を引っ張るためのリーダーシップを学び、ともに考えることをめざし、毎年開催している。
 今年は青年部OBからのメッセージとして、JA全中の村上光雄副会長(JA広島中央会会長)が講演した。
講演する村上光雄JA全中副会長(JA広島中央会会長) 村上氏は昭和50年代前半に広島県農協青壮年連盟の委員長や全青協副委員長を務めるなど、青年部活動のリーダーとして活躍した。
 村上氏は、JA青年組織リーダーに期待することとして、8つの提言(下表参照)をメッセージとして送った。
 その中で強調されたのは「役員を役害ではなく、役得だと思う」心構えだった。村上副会長は、講演や執筆などを依頼されることが多く多忙を極めるが、「しかし断ったら自分の進歩が止まる。また、やればやったで必ず新しい発見がある。どんな人でも常にチャンスはあるのだから、それに気付き、必ずものにする心構えをもって、自身の農業経営、青年部活動に取り組んでほしい」と呼びかけた。
 また、8つのメッセージの中の歴史観、世界観についてはTPP問題も絡めて発言。「マスコミも評論家もグローバルと言いつつも、本当のところグローバルな視点など持っていない。TPPを鎖国だ、開国だ、などという捉え方をすること自体がナンセンスだ。日本の歴史や、世界的視野に立って物事を考える力を養ってほしい」と述べた。

(写真)
講演する村上光雄JA全中副会長(JA広島中央会会長)

村上光雄・JA全中副会長からJA青年組織リーダーへの期待

 また、今年の研修会では初めてファシリテーション講座を開設。
 ファシリテーションとは、グループや組織の中で問題解決、新しいアイディアの創出、学習活動などを通じて、その活動や意見交換・意思統一などを円滑にすすめるための技術だ。「若い部員とのコミュニケーションが難しい」といった課題を解決する手法を学ぼうと開設した。ワークショップを通じたまちづくり支援などを行っているstudio-Lの岡崎エミ氏を講師に迎え、約4時間に渡る熱のこもったグループ討議を行った。
 2日目には、昨年11月下旬に行ったJA全青協執行部による米国視察の報告、家の光協会地上編集長の神薗太郎氏や参議院議員舟山康江氏の講演を行った。


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