長野県4JAの加工品をPR 都内で商談会2013年4月15日
長野県信連は4月12日、東京・大手町のJAビルで「長野県JAバンク農産物商談会」を開いた。
同信連では平成23年から農商工連携への支援の一環で、農林中央金庫の顧客と同信連の取引先との個別のビジネスマッチングを行ってきた。
今回の商談会はこの活動の延長。農林中央金庫の顧客である首都圏の観光、小売、流通などの企業に、加工品を中心にした県内JAの特産品を紹介し、販路の拡大を図る取り組みだ。
同信連がこのような商談会を開くのは初めて。その上、都内での開催とあって、「参加した4JAは非常に熱意を持って取り組んでくれた」(秋山政人長野県信連農業部部長)。
また、バイヤーとして参加した企業側も、事前に農林中央金庫が参加JAやその特産品などを案内した上で商談会に臨んできているため、「双方ともに非常に前向きに参加してくれているので、ぜひ成約に至ってほしい」(同)と期待した。
この日、参加したJAと特産品の一例は、JAみなみ信州「市田柿」、JA塩尻市「100%ぶどうジュース」、JA中野市「えのき氷」、JA北信州みゆき「信州きのこごはんの素」、など。
バイヤー企業は7社すべてが4JAと30分ずつの商談を行った。
「加工品の一番の課題は販路。仮に今日、成約に至らなくても、JAとして首都圏の消費者のニーズを知ることで今後の開発に役立てたり、こうした交流から産地を直接紹介するきっかけをつかんだりと、今後の活動の展開にも期待したい」(同)として、この商談会の成功を願った。
同信連では、今後もJAや県内生産法人などの販路拡大を支援していく考えで、こうした商談会のほか、年度内にはセミナーを開催する予定だ。
(写真)
商談風景より
(関連記事)
・JA千葉信連、農林中金が7月に統合(2013.04.09)
・食と地域のくらしに貢献 農林中金中期計画(2013.04.08)
・JA貯金95兆円を目標 JAバンク中期戦略(2013.04.08)
・JA貯金、残高90兆3000億円 農林中金(2013.04.01)
・40年ぶりの新規支店 農林中金千葉支店がオープン(2013.02.13)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日