JA全青協、「ポリシーブック2013」作成2013年7月2日
JA全青協はこのほど、2013年版の「ポリシーブック」を作成した。これは、若手農業者が長期的な営農ビジョンを描くための「青年部の政策・方針集」で、各JA、各県のJA青年部組織のポリシーブックを持ち寄って議論して作成したもの。内容は、盟友の行動目標および政策提案からなる。
ポリシーブックは平成23年度から作成。作成にあたっては、JA青年部の盟友一人ひとりが営農や地域活動をしていく上で、抱えている課題や疑問点について、盟友同士で検討してとりまとめた。JA全青協の山下秀俊会長は「農業者としての思いだけでなく、消費者・生活者としての視点を持ち合わせ、広く国民の皆さんに理解され、支持される提案をめざして議論を重ねた」と、巻頭言に記している。
重点実施事項として、真っ先に▽TPP(環太平洋連携協定)参加問題を挙げ「農業だけの問題でないことを国民に周知すること」を重点実施事項として掲げる。次いで▽農業政策全般の中で「中長期的な農業経営計画の実現に資する政策」▽作目別の課題▽農業後継者・新規就農者対策▽青年組織強化の中の「組織数・盟友数の拡大、結集率の向上対策」――を重点実施事項としている。
このほか▽農業経営▽地域活性化▽食と農への理解促進▽食の安全・安心確保対策▽震災復興――など10項目を挙げ、具体的な政策提案をしている。
(関連記事)
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