岩手県の8JA、都内で"いわて純情野菜"PR2013年7月8日
JA全農いわてと県下8JAの野菜部会は7月5、6日都内で岩手県産野菜の販売促進会を開いた。
この会は、これから出荷が本格化する岩手県産野菜の拡販をめざし、県内8JAの野菜部会の代表者やJAの野菜担当者などが一堂に会し、そのおいしさや産地での取り組みを都内の青果市場や卸業者にPRするとともに、JA間の交流を深めようと、今年初めて企画された。
JA全農いわての村川健一副本部長は、「年々、異常気象や激しい相場の変動で産地は非常に困っている。それでも安全安心な“いわて純情野菜”を安定的に消費者に届けるために産地は努力しているということを知ってもらいたい」とあいさつ。
首都圏の卸業者などで組織する「いわて純情野菜幹事会」を代表しては、横浜丸中青果(株)の立波裕之執行役員があいさつ。「今年も干ばつの影響などで生産、販売環境は厳しい。需給対策などにスピード感を持って対応していく必要がある」と述べた。また、東京青果(株)の戸塚幹夫野菜第3事業部部長は「昨年はかつてないほどの安値で取引されていたが、今年はkg単価が現在260円ほどで、昨年に比べてかなり相場は高めに推移している。しかし、この価格が続けば消費者の胃袋が小さくなったり、いちどに大量に市場に出回れば、単価ががくっと下がる可能性もある。消費者はいま、価格だけでなくコミュニティーを求める傾向にある。量販店だけでなく小さい八百屋などにもアピールしていってほしい」と激励した。
JAからの報告では、「震災後、作付面積が60a減り、生産者も10人減った。しかし、新規生産者も少しずつ増えており、今年も反収10tの目標を達成したい」(JAおおふなときゅうり生産部会)、「集落班単位での指導会を開いたところ、出席者が2.5倍に増えた。地域性を考えた、品質改善、収量増を図っている」(JA岩手ふるさとピーマン専門部会)など、各JAが品質向上・生産量向上に向けた取り組みを紹介した。
翌6日には、部会長やJA職員らは4つの青果市場に出向き、早朝より試食や販促グッズの配布といった販促活動を行った。
(写真)
5日の報告会であいさつする村川副本部長
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日