JA全国女性協が東北復興応援の旅2013年8月27日
心を寄せて、復興への思いを形に
JA全国女性組織協議会は8月22?23日の2日間、宮城県で「JA全国女性協 東北復興応援の旅」を実施した。JA岡山県女性組織協議会やJA富山県女性組織協議会、全国漁協女性部連絡協議会(JF全国女性連)など16人が参加した。
◆リーダー研にも参加して交流
22日は、松島町で開催していた東北北海道地区JA女性組織リーダー研修会に参加。同地区女性組織のメンバーとともに、宮城県漁協女性部連絡協議会の畠山悦子会長による「『浜の母ちゃんプロジェクト』の取り組みについて」の報告や、7道県の代表者による活動体験発表を聞いた。
また、体験発表終了後の交流会では、宮城県下のJA女性組織メンバーが「すずめ踊り」や「スコップ三味線」を披露するなど、被災地を始め、東北北海道ブロックの女性組織メンバーと交流を深めた。
JA富山県女性協の細田かずゑ会長は「同じリーダー研修会でも、東海北陸ブロックと東北北海道ブロックでは運営や雰囲気が全然違う。復興応援にとどまらず、さまざまな形で交流することで、お互いに刺激しあっていきたい」と話した。
JF全国女性連の森武美会長は「同じ第一次産業に携わる仲間として、JA女性組織との交流をより一層深め、手を携えて、復興に取り組んでいきたい」と語った。JA福島女性部協議会の大川原けい子会長(JA全国女性協会長)は「こうして実際に被災地まで来ていただき、交流できることを感謝したい」と述べた。
(写真)
津波の犠牲者に献花する女性協のメンバー
◆“買って応援”直売所で農産物購入
翌23日は、震災による津波で甚大な被害を受けた名取市閖上地区や仙台市若林区の深沼海岸を訪問。震災犠牲者に献花、黙祷を行うなど、哀悼の意を示した。
さらに“買って応援”として、閖上さいかい市場やJA仙台農産物直売所たなばたけ高砂店等を訪問。地場産農産物や、水産加工品などを購入した。
(写真)
直売所で農産物を買って支援
◆被災3県の女性組織に義捐金
なお、JA岡山県女性組織協議会は22日、岩手、宮城、福島の3県のJA女性組織に総額76万5000円の義捐金と、「おかやまの菜の花油」計108本を贈呈した。
JA岡山女性協の瀬良静香会長から、JA岩手県女性組織協議会の熊谷富民子会長、JAみやぎ女性組織協議会の八嶋洋子会長、JA福島女性部協議会の大川原けい子会長に、それぞれ直接手渡した。
岡山県女性協の瀬良会長は、「全国のJA女性組織の仲間たちが見守っているので、心をひとつに、復興を成し遂げていただきたい」と激励。また福島女性協の大川原会長は「本当にありがたい。みなさんからの支援を忘れず、復興に向けて、取り組んでいきたい」と話した。
(関連記事)
・JA運営への参画で前進 JA全国女性協総会(2013.05.24)
・日本一の直売所が実践している「食える農業」の秘密(2013.05.17)
・10万枚の花びらでチューリップをPR 富山県(2013.04.22)
・古代史観光地に大型直売所 JAならけん(2013.04.09)
・復興応援にモモパン ローソンが東日本で(2012.11.26)
重要な記事
最新の記事
-
宮崎県で鳥インフル 今シーズン国内12例目2024年12月3日
-
【特殊報】キウイフルーツにキクビスカシバ 県内で初めて確認 和歌山県2024年12月3日
-
パックご飯の原料米にハイブリッド米契約栽培推進【熊野孝文・米マーケット情報】2024年12月3日
-
第49回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール 各賞が決定 JA全中2024年12月3日
-
大気から直接回収した二酸化炭素を農業に活用 JA全農などが実証実験開始2024年12月3日
-
江藤農相 「農相として必要な予算は確保」 財政審建議「意見として承っておく」2024年12月3日
-
鳥インフル ポーランド4県からの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月3日
-
鳥インフル ニュージーランドからの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月3日
-
【田代洋一・協同の現場を歩く】JAみやざき 地域密着と総合力追求 産地県が県域JA実現2024年12月3日
-
今ならお得なチャンス!はじめようスマート農業キャンペーン Z-GISが4カ月無料 JA全農2024年12月3日
-
全農日本ミックスダブルスカーリング選手権「ニッポンの食」で応援 JA全農2024年12月3日
-
JAグループの起業家育成プログラム「GROW& BLOOM」最終発表会を開催 あぐラボ2024年12月3日
-
「乃木坂46と国消国産を学ぼう!」クイズキャンペーン開始 JA全中2024年12月3日
-
日本の酪農家 1万戸割れ 半数の酪農家が離農を検討 中央酪農会議2024年12月3日
-
全国427種類からNO.1決定「〆おにぎり&おつまみおにぎりグランプリ」結果発表 JA全農2024年12月3日
-
JA全農 卓球日本代表を「ニッポンの食」で応援 中国で混合団体W杯2024開幕2024年12月3日
-
「全国農業高校 お米甲子園2024」に特別協賛 JA全農2024年12月3日
-
【農協時論】協同組合の価値観 現代的課題学び行動をする糧に JA全中教育部部長・田村政司氏2024年12月3日
-
「上昇した米価が下がらない要因」などPOPデータを無料配布中 小売店で活用へ アサヒパック2024年12月3日
-
料理キット「コープデリミールキット」累計販売食数が2億食を突破2024年12月3日