提携3JA組合長が対談 広報誌で意識づくりへ2013年12月6日
JAえひめ南、JA栗っこ、JAいわて中央
JAえひめ南(愛媛)、JA栗っこ(宮城)、JAいわて中央(岩手)は平成21年に姉妹提携し、人・モノ・情報の交流を行っている。12月3日、組合長と幹部職員らが東京の家の光会館に集まって情報交換するとともに、3JA組合長の対談を行った。対談内容は各JAの広報誌の新年号に掲載して情報を共有し、役職員・組合員の意識を高める。
3JAの姉妹提携は「家の光文化賞」受賞が縁で結ばれたもの。JA青年部や女性部の相互の現地研修、特産のミカン、リンゴの交換取引などで交流を続けており、組合員にも浸透してきている。今回の組合長の対談では、TPP(環太平洋連携協定)や生産調整などの農政問題、集落営農や農業の担い手対策、地域におけるJAの役割、JAの経営と人材の育成など、幅広いテーマで意見交換した。
特に姉妹提携について、JAえひめ南の黒田義人組合長は「模範農協といわれる農協よりも、こうした提携農協との交流によって学ぶべきことが多い。こういう機会を増やすことで農協系統に神経を通すことができる」と期待する」と期待する。また、宮城、岩手県における東日本大震災に対する2JAの経験を、「想定される南海大地震への備えに生かしたい」とも言う。
JA栗っこの加藤榮幸組合長は「物産の交流のほか、人的交流を強めたい」と述べた。さらにJAいわて中央の藤尾東泉組合長は「東日本大震災でガソリンがなくて困っていたとき、JAえひめ南から支援の申し入れがあり、思い遣りを感じた。提携で農協間の信頼関係があったからのことだ。今後、あらゆる場面で交流を広げたい」と、交流の広がりに期待する。
(写真)
上:信頼関係を確認する提携3JAの組合長(右から)JAいわて中央の藤尾組合長、JA栗っこの加藤組合長、JAえひめ南の黒田組合長
下:対談する提携3JAの組合長
(関連記事)
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